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〔特集〕あったかい居場所できてます 子ども食堂とは?(1)

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大阪府柏原市

地域住民による取り組みとして、無料または低額でごはんや温かな空間を提供する、子ども食堂が市内で広がっています。
子どもの食事の場だけでなく、大人を含めた地域コミュニティが築かれ、さまざまな形の「絆」を深める場になっています。

7月にオープンした、ボランティア団体「悠久の花園」が運営する子ども食堂「にこにこランド」。この日は、ボランティア含め総勢18名の方が国分西町会会館に集い、子どもたちは思い思いに過ごしていました。11時30分ごろから、代表の西村悦子さんによる『かわいそうなぞう』の朗読会があり、みんなで真剣に聞いていました。その後は、待ちに待ったお昼ごはん。献立は、ボランティアの方がみんなに喜んでほしいという思いを込めて3時間煮込んだ手作りカレー。「いただきます!」の掛け声の後、子どもたちはおいしそうに頬張っていました。

■「にこにこランド」の取り組み
国分西町会会館で毎月第1・第3土曜日に、子ども食堂を開いています。食事だけでなく、絵本や塗り絵、ボードゲームなどさまざまな遊び道具がそろっているので、楽しく遊ぶことができます。また、スタッフの方も一緒に輪の中に入って遊んだり、話を聞いてくれたりと、子どもたちが安心できる空間が作られています。

◇にこにこランド
日時:毎月第1・3土曜日11時~17時
※お昼ごはんは12時~13時
場所:国分西町会会館(国分西2-1-19)
対象:当面は旭ヶ丘小学校区の小中学生と付き添いの方(市内在住の対象校区以外の方も申込み可)
費用:小学生以下100円、中学生以上・引率者300円
申込み:電話予約

問合せ:悠久の花園 代表 西村さん
【電話】080-3860-8429

◇「子どもたちの力になりたい」
悠久の花園 代表
西村 悦子さん

Q1:なぜ子ども食堂を始めましたか?
昔、コンビニに独りでお弁当を買いに来ていた、小学生の女の子の姿が目に焼き付いて離れず、寂しい思いをしている子どもたちに「ここに居ていいんだ」と感じてもらえる場所を作りたいと思ったからです。

Q2:子ども食堂の立ち上げ時に苦労したことは?
若いボランティアの方などが積極的に協力してくれたおかげで、計画してから1年程で形にすることができました。一番苦労したのは、子ども食堂ができる場所を見つけることでした。古民家や空き店舗などを探しましたが希望の広さがなかったり、保健所の要件をクリアしている物件が無かったりと時間がかかりました。この場所を使わせてもらうことを了承してくださった区長さんのご協力のもと、子ども食堂を開くことができました。

Q3:どのような場所にしたいですか?
「子ども食堂」の活動をネガティブにとられることがありますが、地域全体との交流の場だと考えています。わいわい楽しくにぎやかな、こども会をイメージした明るい場所にしたいです。

Q4:地域の方へ発信したいことは?
親御さんにも子ども食堂の活動に興味を持ってもらい、一緒に来て体験してほしいです。そして、子ども食堂の活動に協力していただけたらと思います。また、若いボランティアやここで育った子たちにも引き継がれていけばうれしいです。最後に、子どもたちにとって心地の良い空間を提供できる場所が増えていってほしいと思います。

◇インタビューしました
ボランティア
栄 節子さん

Q1:何でこの活動を知りましたか?
にこにこランドでボランティア活動をしている方から、「お昼ごはんを大量に作ってほしい」と声を掛けられ、この活動を知りました。

Q2:参加しようと思ったきっかけは?
もともと、料理を作ってみんなで食べてもらうのが好きなので参加しました。

Q3:どのように活動していきたいですか?
みんなに喜んでもらえるように頑張りたいです。季節のお料理も作りたいです。

Q4:ボランティア活動に参加したい人に一言
自分に合ったお手伝いがきっとあると思いますので、積極的に参加してほしいです。

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