■令和5年度決算から分かること
◇財政構造の硬直化と厳しい財政運営
財政構造の弾力性を示す経常収支比率(※)は、98.4%となりました。
少子高齢化や人口減少などにより歳入の増加が見込めない中、社会保障関係費の増加、老朽化した公共施設の改修や統廃合による施設整備事業に伴う市債の発行額の増加を考えると、今後も厳しい財政運営が見込まれます。
このような状況の中、「柏原市行財政健全化戦略」を基本に、財政の健全化を図りながら、将来に向かって夢のあるまちづくりを行っていくために、事務・事業の見直しや効率化、経費の削減、歳入の確保などに、より一層取り組んでいきます。
(※)経常収支比率とは
毎年度継続して収入される市税などの経常的収入が、毎年度決まって支出される人件費、扶助費のような経常的支出にどれだけ充当されたかを示す指標。数値が低いほど財政に余裕があることを示す。
■市の財産
市の財産は、貯金に当たる積立金(基金)と市役所の本庁舎、学校、公園などの公有財産、負の財産である市債の大きく3つに分かれます。令和5年度末のこれらの財産の状況は、以下のとおりです(表4・5・6)。
◇積立金(基金)現在高(表4)
◇公有財産(表5)
(単位…平方メートル)
◇市債の現在高(表6)
会計名:普通会計
市債現在高:207億2,134万円(市民1人当たり31万1,094円)
■令和6年度上半期(4~9月)予算執行状況(企業会計除く)(表7)
(単位…円または%)
※端数処理により、各項目の差引額が一致しない場合があります。
問合せ:財政課
【電話】072-972-1715
<この記事についてアンケートにご協力ください。>