■自分らしく生きるために意識したい「健康寿命」
5月、市役所2階のかしわらテラスで、19名の女性がヨガ教室に参加していました。青空のもとで約90分、手足を伸ばしたり、片足でバランスをとるポーズをしたり。健康づくり課が通年で実施している『わいわい健康大作戦』教室のひとつのプログラムです。
高齢化が進む今、寿命が延びているからといって、「元気な高齢者が多い」というわけではありません。健康寿命(=健康上の問題がなく日常生活を送れる期間)をいかに延ばせるかは、より健やかに、自分らしく生きていくための一人一人の課題といえます。
■健康づくりを始めたい地域の人たちをつなぐために
健康寿命を延ばすためには、「バランスの良い食事を取る」「心と体を健やかに保つ」「健康診断を定期的に受ける」などのポイントが大切だといわれています。市は、さまざまな事業を通じて、市民の方が自分にあった健康づくりを主体的に進められるようお手伝いしながら、健康の輪を広げるための活動にも取り組んでいます。
そのひとつとして、大阪教育大学と連携し、どんな企画やイベントでも「柏原市の健康づくりに関する取り組みである」と一目でわかる、ロゴマークをつくりました。
教育協働学科芸術表現専攻美術表現コースを専攻する6名が、ゼミの課題として制作を担当。その中から「みんなで健康で長生き」の願いを込め、柏原市の豊かな自然の中で生き生きと活動する人々、健康づくりに大切な栄養・運動・休養をイメージカラーで表現した、山口碧さんのデザインが採用されました。
このマークは本市の新たな健康づくりのシンボルとして、のぼり、サコッシュ、Tシャツや缶バッジといったオリジナルグッズに展開され、さまざまなイベントにおいて活用が始まっています。
■おそろいのグッズを身に着けて集おう、続けよう
今年度の『わいわい健康大作戦』教室では、参加者にポイントカードを配布しています。参加回数(=ポイント)に応じて健康づくりオリジナルグッズをゲットでき、3回参加でTシャツ、6回で缶バッジ、9回でサコッシュがもらえます。この取り組みが健康づくりを継続するきっかけとなって、「このゆびとまれ」のようにひとつのシンボルのもと、同じ目標に向かう方々の輪が広がっていくことが期待されます。
今年度は残り10回の開催を予定しています。これから参加する方にも、グッズを獲得できるチャンスがあります。皆でおそろいのグッズを身に着けて、体を動かし、健康に長生きするための一歩を踏み出しませんか。
『わいわい健康大作戦』教室の詳細は本紙4ページをご覧ください
■Interview
◆『わいわい健康大作戦』教室参加者
池本 加代子さん
◇講座に参加したきっかけ
山登りが趣味なのですが、コロナ禍から体を動かす機会が減っていました。広報かしわらで『わいわい健康大作戦』教室を知って、昨年からヨガ教室や調理教室に参加しています。動くとシャキッとして、家でテレビを見てゴロゴロしているよりも良いです。人見知りで最初は勇気がいりましたが、楽しいですよ。
◇オリジナルグッズをもらって一言!
グッズをもらえるとは知らず、3回受講した時に紺色のTシャツをもらえたときは「やったー!」とすごくうれしかったです。次はこのシャツを着て参加したいと思っています。
◆大阪教育大学 教育協働学科
芸術表現専攻美術表現コース4回生
山口 碧さん
◇このマークに込めた想い
「運動だけでなく食や休養も含めた“健康”を表現しながら、柏原市らしいデザインにしたい」と考えて、豊かな自然の中で運動したり、リラックスしたりするイメージを形にしました。ロゴマークを作るのは初めてで、国内外のマークを参考にしながら何度も試行錯誤しました。できあがったグッズを見たときは、とてもうれしかったです。
◇市民の皆さんへのメッセージ
実際に皆さんの手に渡って、身に着けてもらって、このマークが浸透していったらうれしいです!
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