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【特集】いつまでも自分らしく~今から始めよう介護予防~(1)

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大阪府柏原市

■「2025年問題」という言葉を聞いたことがありますか?
2025年問題とは、2025年に団塊の世代の方々が75歳を迎えることで、国民の5人に1人が後期高齢者(75歳以上)の超高齢化社会になるということです。労働力の低下、医療・福祉などの需要の急増や支えている医療従事者、介護職員の不足、社会保険料の負担増加など、日本経済や社会保障の維持に影響してくると心配されています。また、ビジネスケアラー(仕事と家族の介護を両立して行う就労者)も増加してくるといわれています。さらに、少子高齢化により、将来的に高齢者1人を現役世代1人で支えることになると見込まれています。
柏原市も例外ではなく、高齢者の人口の割合は、増加傾向にあります。「自分は介護の世話にならない」「自分には関係ない」そう言わずに、今からできることを考えてみましょう。

◇現役世代(20歳~64歳)何人で高齢者を支えるか
2000年…4.0人で1人

2025年…2.0人で1人
ー急速な少子高齢化の進行-厚生労働省(抜粋)ー
(※本紙に図が掲載されています。)

厚生労働省によると、2025年には高齢者の人口が約3500万人に達すると推定されており、これまでの高齢化の問題は高齢化社会への「速さ」の問題でしたが、2015年以降は高齢化率の「高さ」(=高齢者の多さ)が問題となってきています。支えてくれる人が減っていく中、「何かあったらすぐ介護保険に頼れば良い」と考える方が増えると、社会保障の負担の増加につながり、本当に介護が必要な時に使えなくなる可能性があります。

■柏原市の現状はどうなっているの?
柏原市の人口推計(図1)を見ると、総人口は年々減少傾向が続いており、内訳を見ると40歳未満、40歳~64歳までの人口は減少傾向となっていますが、65歳以上の層はおおむね増加傾向となっています。また、高齢化率(総人口の内の65歳以上の高齢者の割合)は右肩上がりで増加しています。要介護認定者推計(図2)では、介護認定を受けている人口が減少していないことも分かります。本市では、高齢者層が今後も増加していき、介護を必要とする人口もそれに伴い増えていくことが予想されます。

(図1)第9期柏原市高齢者いきいき元気計画(抜粋)

(図2)第9期柏原市高齢者いきいき元気計画(抜粋)

次のページでは、市で介護予防教室を開催している専門職の皆さんが大事なポイントを解説しています。ぜひ、ご一読ください。

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