下記(1)~(5)の写真は本紙に掲載されています。
(1)室町住宅(呉服神社周辺)
小林一三の発案で有馬箕面電気軌道(現阪急電鉄)が呉服神社周辺の土地27,000坪207区画を開発し、明治43(1910)年、同鉄道の開通に合わせて分譲を開始した郊外型分譲住宅。敷地約100坪を一区画とした割賦販売の住宅地としても知られています。
(2)呉服神社(室町7-4)
市指定文化財
「岩に波・柏に鷹・芦に鶴の図衝立(ついたて)」
郷土の絵師、桃田伊信によるもの。豪快なタッチで、狩野派の特徴がよく表れた秀作です。元は、同神社の拝殿両脇の杉戸絵だったものを衝立に仕立て直したもので、右2面に芦辺の鶴、左2面には岩上の鷹を描いています。
(3)託明寺(栄本町5-18)
市指定文化財
「松梅に鶴・桐に鳳凰の図襖絵(ふすまえ)」
8面からなる襖絵。江戸時代中後期の大阪画壇を代表する狩野派の絵師、吉村周山による大作です。
(4)弘誓寺(綾羽1-4-10)
市指定文化財
「松楓に孔雀・松桜に孔雀図襖絵」
作者は江戸時代中後期の西宮の狩野派、勝部如春斎。左右4面ずつの襖に描かれ、彼の晩年の代表作です。
(5)小林一三記念館(建石町7-17)
国登録有形文化財
「逸翁美術館旧本館(昭和12年完成)」
小林一三の旧邸で「雅俗山荘」と名付けられています。鉄筋コンクリート造の2階建て。2階の外壁に木製の柱や筋かいを露出させたハーフ・ティンバー式を採用し、屋根はスペイン瓦を使用しています。
■市内の文化財を見て歩く「文化財公開ウォーキング」
本市には、古代からの歴史が多く刻まれています。小林一三生誕150年に当たり、業績の地である室町住宅と、居住の地であった逸翁美術館旧本館を訪れ、途中、市指定文化財の絵画を持つ寺院を巡ります。秋が深まる日に郷土の文化遺産を散策してはいかがでしょうか。
日時:11月25日(土)午前9時45分~午後0時10分
場所:いけだ駅前てるてる広場集合(上記(1)~(5)の順でウォーキング)
定員:20人
持ち物:水筒、タオル、雨具
申込み:11月2日(木)から電話で社会教育課【電話】754・6674
問合せ:同課
※解説は市文化財保護審議会の仙海義之会長(逸翁美術館館長)、室田卓雄委員が実施。
~池田の文化をもっと楽しむなら歴史民俗資料館へ~
■特別展「池田のたからもの」
久安寺縁起(久安寺蔵)の絵巻物や全長約4.3メートルもある彫刻の雨乞竜(寿命寺蔵)、同館展示で初出品の不動明王坐像(常福寺蔵)など、市内の市指定文化財(一部は府指定)を展示しています。
日時:12月3日(日)まで
問合せ:歴史民俗資料館
【電話】751・3019
■第34回 IKEDA文化DAY
文化探訪ラリーに参加しよう!
詳細はこちら(本紙二次元コード参照)
チェックポイントシールを集めて賞品をゲット!
日時:11月3日(祝)~5日(日)午前10時~午後4時(雨天決行)
チェックポイント:
★ゴールは池田駅前てるてる広場
(1)池田商工会議所
(2)中央公民館
(3)逸翁美術館
(4)小林一三記念館
(5)歴史民俗資料館
(6)緑のセンター
(7)五月山児童文化センター
(8)池田城跡公園
(9)落語みゅーじあむ
(10)ギャラリー糸
(11)カップヌードルミュージアム 大阪池田
(12)ギャルリVEGA
(13)市立ギャラリーいけだ
※本紙に地図が掲載されています。
■特別イベント
◇らくごの花道
日時:11月3日(祝)午後4時15分~5時15分
場所:池田呉服座
内容:桂花團治、桂坊枝による落語
定員:140人
◇手回し蓄音機鑑賞会
日時:11月4日(土)午前11時、午後1時30分
場所:中央公民館
内容:昭和の歌謡曲やジャズなど
◇こどものためのモダンバレエ・リサイタル
日時:11月3日(祝)午後5時(4時30分開場)
場所:市民文化会館
内容:子どもたちによるバレエ発表会「東風(こち)への誘い」
◇お茶会
日時:11月4日(土)・5日(日)午前10時10分、10時45分、11時20分、11時55分、午後0時30分、1時5分、1時40分、2時15分
場所:池田文庫
費用:500円(小学生以下300円)
※その他、IKEDA文化DAYに合わせ、市内各地で催しを開催しています。詳細はいけだ市民文化振興財団ホームページをご覧ください。
問合せ:いけだ市民文化振興財団
【電話】761・3131
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