くらしの窓口 NO.558

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■美容医療のトラブルにご注意!
最近、美容医療に関する相談が増えています。

◇相談
小顔になりたいと思ってネットで調べていたら「顔の脂肪吸引5万円から」という美容クリニックの広告を見つけた。思っていたよりも安い金額だったので、無料カウンセリングの予約をした。2日前にクリニックへ行き、カウンセラーに希望を伝えると、吸引箇所が多く、麻酔や吸引後のケア施術もした方が良いので、40万円ぐらいかかると言われた。高額なので悩んでいたら「モニターコースを契約すると価格は19万円になる」と言われた。60回のローン払いも可能と言うので契約した。来週施術予約を入れたが、もっと安く施術しているクリニックを見つけたのでクーリング・オフしたい。

美容医療とは、医療機関で医師が行う脱毛や脂肪吸引・豊胸・二重まぶたの手術・包茎手術・審美歯科など美容を目的とした診療サービスのことをいいます。美容医療サービスの中でも、サービスの提供期間が1カ月を超え、かつ支払総額が5万円を超えるもので、特定商取引法の要件を満たす契約は、特定継続的役務提供に該当し、クーリング・オフが適用されます。しかし事例の場合は、1回限りの施術のためクーリング・オフの対象外となります。
美容医療サービスのトラブルは年々増加しています。無料カウンセリングに行き、その場で契約と施術を迫るケースも多くみられます。美容目的の施術の多くは緊急性がありません。不安をあおられても、モニター契約で割り引きになると言われても、すぐに契約せず冷静に考えましょう。クリニックの広告をうのみにせず、施術方法・費用など、情報収集をして検討しましょう。
「施術した部分が腫れて痛い」「傷が残った」「出来栄えが左右非対称になった」など、美容医療サービスにはリスクと副作用が伴うことがあります。しっかり説明を受け、理解してから契約しましょう。

問合せ：消費生活センター(ステーションNビル3階)
【電話】753・5555