文字サイズ
自治体の皆さまへ

市立池田病院からのお知らせ

45/77

大阪府池田市

■手術が必要な中耳炎について

耳鼻いんこう科主任部長
大﨑 康宏

真珠腫性中耳炎は手術が必要な中耳炎ですが、手術を行える病院は多くありません。当科では経験豊富な医師が手術を担当し、患者さまによっては体に負担の少ない内視鏡下手術にも対応しています。
「真珠腫性中耳炎」鼓膜が陥凹するなどして骨破壊を生じ、耳だれや難聴、めまい、顔面神経麻痺(まひ)、髄膜炎などを起こします。内服や点耳薬では治療できず、手術で上皮組織の清掃・摘出を行う必要があります。
「鼓室形成術(こしつけいせいじゅつ)」中耳は、小さな構造の中に、聞こえやめまい、味覚、顔面神経などの重要な構造が集中しているため、顕微鏡や内視鏡、また顔面神経を確認するモニター装置も用いて手術を行います。耳後部の側頭骨を削って行う「乳突削開術(にゅうとつさっかいじゅつ)」もしばしば併用されます。真珠腫の部位などによっては手術を2回に分け、1回目は清掃のみとし、2回目に再発がないか確認した上で聴力改善を図る段階的手術とすることもあります。
受診時は、かかりつけ医にご相談の上、紹介状をご持参ください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU