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自治体の皆さまへ

【特集】「避難」とは「難」を「避ける」こと(1)

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大阪府池田市

避難は、避難場所に行くことだけではありません。
危険な場所にいる場合には、その場を離れて安全な場所に行く「立ち退き避難」が原則ですが、避難とは難(災い)を避けること、つまり安全を確保することです。

■さまざまな避難方法を考えよう
自宅が安全な場所にある場合は、避難場所に行く必要はありません。安全な場所にある親戚・知人宅やホテルなども避難先の選択肢です。

▽自宅にとどまる在宅避難
川の近くや低い土地、斜面といった危険な場所にはないマンションなど頑丈な建物で、上層階に住んでいる人は、自宅にとどまって避難生活をする「在宅避難」も検討してください。ハザードマップで、次の3つに当てはまるか確認しましょう。
・家の倒壊・流失の危険がないか
・浸水などに耐えられる高所か
・水・食料など備蓄用品はあるか
電気・ガス・水道・トイレなどが使えなくなる場合も想定しましょう。

▽親戚・知人宅やホテルなどへの分散避難
災害リスクの少ない親戚や知人の家など、普段から災害時に避難することを想定して相談しておきましょう。ホテルを検討する場合は、宿泊料などについて確認しましょう。

■事前の心掛け
・ハザードマップを確認し、危険な場所を把握する
・自宅の周りの危険を確認する
・安否確認の方法やはぐれた場合の集合場所などを、日頃から話し合っておく

■室内の安全対策
・転倒防止のため、家具は壁に固定する
・寝室や子ども部屋には、できるだけ大きな家具を置かない
・手の届くところに、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを常備
・風水害対策として、ベランダや庭にある飛ばされやすいものは撤去するか固定する
・浸水対策のため、必要に応じて土のうや止水板を用意する(土のうステーションをご利用ください。)

■風水害時の行動

■災害時の情報入手方法
ハザードマップ53・54ページも併せてご確認ください。

▽防災行政無線
屋外スピーカーを通じて、避難情報などをお知らせします。聞き取れなかった場合は、専用ダイヤル【電話】752・2198で確認できます。

▽緊急速報(エリアメール)
避難指示などの緊急性の高い情報を、市内に存在する携帯電話(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの対応機種)に警告音とともに一斉配信します(マナーモードでも着信)。

▽停電情報
関西エリアの停電情報をアプリで確認できます。
(※本紙に二次元コードが掲載されています。)

▽おおさか防災ネット
気象・地震情報や災害発生時の被害・避難情報などを幅広く提供するポータルサイトです。メール配信サービスも利用可能です。
(※本紙に二次元コードが掲載されています。)

▽市公式SNS
災害情報や避難情報などを随時配信します。
・危機管理課Twitter
・市公式LINE
(※本紙に二次元コードが掲載されています。)

■避難支援が必要な方へ
▽避難行動要支援者とは
災害が発生、または発生するおそれがある場合に自ら避難することが困難で、その円滑かつ迅速な避難のため特に支援を要する方のことです。

▽避難行動要支援者名簿とは
一定の要件を満たす全ての方をあらかじめ登録しておく名簿です。

「避難行動要支援者名簿」に登録される方に対し、平常時から避難支援等関係者(※1)に名簿情報を提供することへの同意・不同意の確認を行っています。

名簿情報の提供に同意された方には、個別避難計画(※2)を作成してもらい、避難支援等関係者へ提供しています。また、避難支援等関係者による平常時の訪問活動など、顔の見える関係づくりを行い、災害時に備えます。

(※1)避難支援等関係者とは、自主防災組織、お住まいの地域を担当する避難支援協議会や民生委員、地区福祉委員、消防機関、その他避難支援などの実施に携わる関係者のことです。

(※2)個別避難計画とは、避難行動要支援者ごとに避難場所や避難行動などを記入した計画のことです。

災害時には、避難拠点が中心となって、平常時から活動している避難支援等関係者と協カ・連携し、避難行動要支援者名簿に登録された方々の安否確認、避難支援を行います。

現在、本市では石橋小学校区の全地域、また、池田小学校区、五月丘小学校区、呉服小学校区の一部地域で、避難行動要支援者に対する日頃の見守り活動を行っており、災害に対する支援の輪が広がりつつあります。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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