くらしの窓口 NO.559

61／65

■その電話もメールも詐欺です!
詐欺の被害が急増しています。手口を知っておきましょう。

◆特殊詐欺
◇ケース1
市役所から「医療費の還付金の手続きがまだされていない」と電話がかかってきた。
手口：還付金を受け取るためと言ってATMに誘導し、相手の口座にお金を振り込ませます。

◇ケース2
警察から「あなたのキャッシュカードが不正に使われている」と電話がかかってきた。
手口：電話の後、警察官や銀行関係者を名乗る人物が家に来て、キャッシュカードをだまし取ります。巧みに暗証番号を聞き出し、すぐ預金が引き出されます。

◇ケース3
「あなたに建設予定の高齢者施設の入居権がある。不要なら譲ってほしい」と電話がかかってきた。
手口：承諾すると「譲渡は違法になるので、いったんあなたがお金を振り込んでほしい」などと言ってお金をだまし取ります。

◇ケース4
電話に出ると、携帯電話会社を名乗って「料金が未納なので電話が使えなくなる」と、音声ガイダンスが流れた。
手口：音声に従って番号を押すと人が出て、個人情報を聞かれたり、身に覚えのない未納料金を払うよう言われます。

このような電話を受けたときは慌てず、話を聞かないで電話を切りましょう。

◆フィッシング詐欺
実在する業者や団体などをかたってメールを送り、個人情報を盗みます。
・ETC事務局から「個人情報を更新しないと、利用照会サービスが解約になります」
・宅配業者から「不在だったので荷物を持ち帰りました。確認してください」
・大手通販サイトから「会費の未払いがあり、アカウントを停止しています。変更手続きをしてください」

メールの中のURLなどから偽サイトに誘導して、クレジットカード番号やアカウント情報(ID・パスワード)などの個人情報を入力させます。入力すると不正利用されるので、カードの利用停止やアカウントの変更をしましょう。

詐欺の手口は巧妙化しています。不安なときは警察や当センターに相談してください。

問合せ：消費生活センター(ステーションNビル3階)
【電話】753・5555