池田市長 瀧澤 智子
新春のお慶びを申し上げます。市民の皆さまにおかれましては、輝かしい新年をお迎えのことと思います。令和6年の干支は甲辰(きのえたつ)。甲辰は日差しが注ぎ大きな成長を促す年といわれています。本市も未来を見据え、大きな成長につながるよう、一つ一つの事業について道筋をつけてまいります。
本市では昨年4月から「第7次池田市総合計画」がスタートしています。「『だったらいいな』を叶えるいけだ」というキャッチフレーズのもと、多様な想いが叶うまちづくりを進めていきたいと考えています。「まちづくり」というものは、行政や議員の皆さんだけではなく市民活動という形などで、まちに対する強い想いを持ち行動してくださっている方々の存在なしには語れません。各地域で活動いただく地域コミュニティ協議会の皆さん、民生委員さん、福祉委員さん、地域や仲間で構成される団体の皆さんの活動が池田を支えてくださっています。昨秋には住民の方が「伏尾台生誕50周年記念イベント」を開催されたことも印象的です。ほそごう学園の生徒さんが地域の防犯や美化に取り組んでくださる方にインタビューをされていました。多世代が関わり、まちに対する想いを共有する姿がとても素敵でした。イベントの中で、元池田市長である倉田薫さんとの対談をする機会をいただきました。倉田さんは伏尾台を夢のまちと表現され、まちが育まれていく様子を回想されました。対談の中では、伏尾台地域の高齢化率が高い現状を含めたソフト面での課題や、公共施設などハード面の今後についてそれぞれの想いを語り合いました。長年、市長を務めてこられた倉田さんの知見もお伺いでき貴重な時間になりました。企画、運営いただいた地域の皆さんにも感謝しております。
また、昨年は市民の方を中心に五月山をフィールドにした防災キャンプなども実施いただきました。身近な里山で実際に災害時の生活を想定することで、新たな視点から防災や減災を考えていただけたようです。さらに、皆さんのご意見を取り入れながらいよいよ動き出す池田駅前空間や五月山公園の整備。本市の財産であるこれらの場所を魅力ある空間にしてまいります。今年が皆さまにとって幸多き年になりますよう祈念しております。
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