市民が池田市の魅力をリポートする“市民記者”として、地元・池田の情報を発信します。
今月の市民記者:安田 清さん
広報誌で池田を伝えて10年以上。外国人に日本語を教える「池田日本語ボランティア友の会」のほか「ほそごう地域コミュニティ推進協議会(伏尾台地区)」など、市内で幅広く活躍中。
■取材先
ほそごう秋まつり
◇日本人と外国人の学生が一緒に料理
伏尾台にあるほそごう学園は、細河小学校・伏尾台小学校・細河中学校が一緒になった小・中一貫校で1年生から9年生までが学んでいます。
一方府内に多数の医療・介護施設ポプラを持つ(福)池田さつき会が10年以上前から外国人スタッフの養成に取り組んでおり、令和3年に介護福祉士養成校の(学)ポプラ学園(2年制)を伏尾台に開校しました。
11月5日(日)にほそごう学園で「ほそごう秋まつり2023」が開催されました。体育館では、バレエ、チェロ演奏、ダンスクラブによるダンス、アフリカドラム演奏、のど自慢大会、和太鼓演奏などがあり、また、技術室では、ほそごう学園の4〜6年生による「落語のまち池田」を笑いでいっぱいにする子どもたちによる、日本語・英語によるバイリンガル落語寄席がありました。
その中でほそごう学園の7年生と、ポプラ学園の外国人(ベトナム・中国・ネパール・ミャンマー・タイ・インドネシア)の学生が調理室で日本語で話し合いながら仲良く一緒に出身国の食事を作り、アジアンフードとして来場者に販売しました。調理に関しては、ほそごう学園とポプラ学園のスタッフが事前に多くの打ち合わせを行ったそうで、当日は日本語で楽しそうに、一緒に調理していました。完成した料理は伏尾台の多くの住民が笑顔で買っていきました。筆者は、ベトナムの春巻き、中国の水餃子、ミャンマーのモックェッテ(円板状のもちまたは団子を2枚重ねた菓子)を購入して帰って、全部おいしくいただきました。特にモックェッテは聞き慣れない料理でしたが、日本人にも合うので、広まるように思いました。
これらの料理を通じて、さまざまな国々との交流のきっかけになり、良かったなあと思いました。
問合せ・連絡先:市立ほそごう学園
(伏尾台3–14)【電話】751・0731
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