多文化日和～地域の外国人が語るあれこれ～

15／66

■11・12月号の紹介者
アーロンウォーカーさん
アメリカ

アーロンウォーカーです。来日前から、不思議な魅力を感じている日本の祭りについてお話しします。
日本での暮らしが始まってからは、石川、岐阜、静岡、東京、仙台、長崎、鹿児島、岡山、京都、兵庫、そして大阪など日本中の祭りに行く機会に恵まれました。地域それぞれのひねりを効かせた演出はどれも生き生きとしていました。
私が生まれ育ったアメリカで祭りに近いイベントというと、カーニバルがあります。ただ、現代のカーニバルには、日本の祭りのような特別感がありません。日本の祭りが特別ですてきなのは、地域の人たちが一つになり、平和で楽しい時間を作り上げるというところです。年に一度、人々が集まり、笑顔であふれる祭りを訪れるたびに、ワクワクに満ちあふれた空気を感じます。
たくさん訪れた祭りの中で、私の一番のお気に入りは石橋駅前公園の盆踊りです。時には浴衣とげたに身を包み、毎年のように参加しています。今年はゲーム屋台で「天使の羽」を当てました。お祭りムードで、その羽を付けて歩いていると、見知らぬご婦人に「かわいい天使ね」と声を掛けられ、うれしい気持ちになりました。

問合せ：ダイバーシティセンター
【電話】735・7588