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池田報道 市民記者が行く!

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大阪府池田市

市民が池田市の魅力をリポートする“市民記者”として、地元・池田の情報を発信します。

今月の市民記者:池田 真由美さん
ピアメディエーション講師。もめごとを話し合いで解決していく方法を伝えている。
「語りすと」としてインターネットラジオでインタビューする経験を生かし、池田にまつわるちょっと良い話をお届けしていきます。

■取材先
BOTAFES実行委員会

◆「植木のまち」を後世に受け継いでいくために!
細河の「植木」は、稲沢(愛知県)・安行(埼玉県)・久留米(福岡県)と並び、古くから「日本の四大植木生産地」の1つに数えられる「植木のまち」として知られています。
本市は、市域面積のおよそ半分のエリアが市街化調整区域となっており、自然や田園環境を保全し、まちが無秩序に広がらないよう守られています。そのため、細河地域は、緑地や農地など、自然あふれる貴重な空間が残されているのです。
そんな細河で、植木カルチャーとフェスティバルをコラボレーションさせたイベント、BOTAFES(以下「ボタフェス」という)が今年も開催されました。そこで、ボタフェス実行委員会の吉岡博充さんにお話を伺いました。

◇ボタフェスとは?
植木産業はさまざまな発展を遂げてきましたが、やはり時代の流れにより後継者不足は否めません。そんな中、市制施行80周年の記念として植物由来(ボタニカル)なイベントを開催しようと、廃校となった旧細河小学校を使用して始まったのがきっかけです。
子どもの頃から慣れ親しんできた、自然あふれる「植木のまち」をどのように次の世代に残していくのかが課題でした。放棄されてしまった土地をそのままにしておくのは、安全性だけでなく景観も良くないですよね?多くの方が細河地区に足を運び、「植物」に触れていただける「ボタフェス」は、地域活性化にもつながると思いました。

◇ボタフェスを終えて
今年4回目となったボタフェスには、2日間で4500人が来場しました。皆さんが会場で楽しんでいる様子を見た瞬間ホッとしました。ここまで続けてこられたのは、植木産業に携わる関係者をはじめ、「つながり」を大切にしてくれる多くの仲間たちが関わってくれたからです。来場者からの「来年も期待してるよ!」という言葉は、私たちスタッフへの最高のご褒美となりました。
来年度は、自走化へとボタフェスが進化していく予定です。多くの共感と支援をいただき運営してきたことに感謝をしつつ、この風景を日常のものとしていきたいと考えています。

◇ボタフェスと「細河地区」のこれから
人が集まれば「まち」になります。
「自然と共に息づくまちづくり」をめざし、細河地域が「住みたいまち」へと発展していけばいいなと考えます。それは、都心から車で約30分程度という利便性を活かし、「2拠点生活」という新しい生活スタイルにもつなげていけるのではないでしょうか?
これからもボタフェスを軸にし、人もモノもつながっていけるような仕組みを仲間たちと作り上げていきたいです。

問合せ:BOTAFES実行委員会
【HP】https://botafes.jp
【メール】botafes2030@gmail.com

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