どんな障がいのある方でも特別視されることなく、社会の中で一個人として生活したり、社会参加したりできるよう、“障がいがあっても住み慣れた地域で暮らしたい”との思いから、障がい者とその家族が自分たちでできることをしようと、地道な取り組みを続けている団体が市内に4つあります。
■身体障害者福祉会
当会は、身体障がい者の福祉の向上と会員相互の親睦を図ることを目的に設立されて70年が経ちます。
この間、社会が大きく変わり、福祉会も大きく変わりました。以前からの価値観から新しい価値観を持って運営していかないと衰退・解散する危機感が漂っています。
本市の身体障がい者は視覚障害、聴覚障害、肢体障害、内部疾患(ペースメーカー、人工透析含む)合わせて約3,000人ですが、福祉会の会員は65人ほどとなっています。
一人でも多くの方に入会していただき、旅行やスポーツを通して親睦を図り、障がいの有無にかかわらず誰もが生き生きと暮らせる共生社会を共につくっていきたいと願っています。
■手をつなぐ親の会
知的障がい者(児)を持つ親たちが、障がい者本人たちにも「生きる権利を、生きがいを、幸せを」との思いで昭和42(1967)年に結成。以来、知的障がい者の通所、入所の諸施設開設のための活動を行い実現しました。
最近では、「親亡き後の生活」の安定を願い、また支援者や障がい者本人が高齢化していく現状から、利用できる支援制度の充実や共同生活援助(グループホーム)の充実を求めて活動しています。
本人たちの笑顔に励まされながら、障がいがある子の親として、さまざまな不安や悩みなどを話したりレクリエーション活動も行ったりしています。
入会をお待ちしております。一緒に活動しましょう。
■身体不自由児(者)父母の会
身体の不自由な子どものいる親たちが集まって、昭和44年に設立しました。
会員同士で協力しながら「どんなに重い障がいがあっても住み慣れた地域の中で一人ひとりが自分らしく暮らし続けていくこと」を願い活動をしています。
主な活動として日帰りバス旅行、研修会、懇談会などを行っています。懇談会では同じ子どもをもつ親同士、日頃の困りごとや悩みを話し合い、子どもの成長や生活に役立つ情報交換の場にもなっています。
会員でない保護者の方でも参加していただける懇談会も開催しています。気軽にお話ししませんか?
参加をお待ちしています。
■精神障害者家族会てしま会
身内に「こころの病」を持った家族の会です。
同会は、子どもの働く場や居場所づくりに立ち上がり、作業所や憩いの場をつくってきました。現在は、(社福)てしま福祉会になり、精神障がい者地域活動支援センター「咲笑(さくら)」や就労支援施設B型「アルパカ工房」(通所)の運営など、生活の場が少しずつ広がってきました。
当事者を支える家族は、生きづらさや不安を感じ、悩み孤立することがあります。一人で悩まず、誰かに聞いてもらいホッとしたいと思いませんか。保健福祉総合センターで月1回交流会を実施しています。
◆各会の活動に参加・協力しませんか
各会では随時、会員を募集しています。上記に書かれている各会のイベントなどは、長く休止していましたが、できることから再開しています。
申込み:市障害者団体連合会事務局【電話】753・6776
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問合せ:障がい福祉課
【電話】754・6255
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