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自治体の皆さまへ

市長のいけだDiary

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大阪府池田市

池田市長 瀧澤 智子

1月1日に発生した能登半島地震から約2カ月が経過しました。本市は府のカウンターパート方式という枠組みの中で輪島市への支援を行っております。輪島市の人口は約2万3,000人、当初はその半数の方が避難所での生活を余儀なくされるという大変な状況でした。本市では消防職員の派遣に続き、避難所運営支援のためにまちづくり環境部の職員2人を派遣しました。今後も給水車や医療職の派遣など、できる限りの支援を行います。そんな中、若手職員と意見交換をする機会がありました。ある職員の「ここにいるメンバーはみんな被災地に行って活動したいと思っています」という言葉がとても心に響きました。それぞれが仕事において役割があり、家庭の事情もありますから、被災地に赴くことは簡単ではありません。でも、困っている人がいるならすぐに駆け付けたい、そんな気持ちを持ちながら日々責務を果たしてくれていることを誇りに思いました。
大きな災害が起きたときには人命救助を第一に、警察や自衛隊など他機関との連携が重要です。本市ではこのたび、池田市医師会と「災害時の医療救護活動等に関する連携協定」を締結させていただきました。医師会の皆さまには日頃から、新型コロナワクチン接種事業、インフルエンザ予防接種事業、住民健診や学校園などでの検診事業や啓発など、多くの市民の皆さまの健康維持、増進に関わる活動を担っていただいています。今回の災害協定がさらなる協力関係の強化につながるものと考えております。
来年は阪神・淡路大震災から30年という節目の年です。当時、私は中学1年生で、神戸市に住んでいました。大きな揺れは今も体に染みついていますし、町や生活が一変したことも脳裏に焼き付いています。警察官だった父は勤務時間外に市域へのパトロールや援助活動をし、私もそれに付いて回りました。「今、私にできることを」そう思ったあの時の気持ちを忘れず、今は市長として必要な取り組みをしていきます。

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