文字サイズ
自治体の皆さまへ

くらしの窓口 NO.562

61/65

大阪府池田市

■暗号資産でもうかるはずだったのに…
SNSを利用した投資詐欺に関する相談が増えています。

◇相談
SNSで知り合った女性と仲良くなり、暗号資産(仮想通貨)の投資を勧められた。よく分からないと断ったが、「絶対にもうかるから一緒にやろうよ。私が先生になる」と言われ、やってみることにした。指示に従って海外の投資サイトで2万円分の暗号資産を購入した。サイト内で暗号資産の取引価格をグラフで見ることができたが、翌日には価値が2倍になった。お金も簡単に引き出せたので、追加で50万円を投資した。その後、投資額の3倍のもうけが出たので引き出そうとするとできなかった。女性に相談すると、「手数料など58万円が必要」と言われた。サイトに手数料を振り込んだが、お金は引き出せず、女性とも連絡が取れなくなってしまった。

SNSやマッチングアプリで知り合った人から投資の勧誘を受け、お金をだまし取られる詐欺被害が多発しています。
暗号資産は日本円やドルのように国がその価値を保証している「法定通貨」ではなく、インターネットを通じて取引される電子的価値のあるデータです。一般に暗号資産の入手・換金の取引は「取引所」や「販売所」と呼ばれる事業者(暗号資産交換業者)を通じて行われます。交換業者は金融庁・財務局への登録が必要です。海外で金融商品取引のライセンスを持つ業者であっても日本で登録しなければなりません。
事例の場合、相手や投資サイトの実態は全く分かりませんでした。相談者が信じたサイト内のグラフもサイトが作った偽情報と思われます。払ったお金を取り戻すことは極めて困難です。
確実にもうかる話はありません。SNSやマッチングアプリで知り合った相手の指示で安易に投資することはやめましょう。自分がよく理解できない投資話には乗らないことです。

問合せ:消費生活センター(ステーションNビル3階)
【電話】753・5555

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU