健康相談QandA

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Q：往診と訪問診療の違いって?

A：「往診と訪問診療って、何が違うのですか?」
時々、こういった質問を受けることがあります。往診と訪問診療を同じ意味合いで認識されている方が多いです。
往診というのは、通院困難な患者の依頼を受けて、医師が患家に赴き、診療を行うことをいいます。突発的な病状の変化に対して、救急車を呼ぶほどでもない場合など、普段からお世話になっているかかりつけ医にお願いして診察に来てもらうもので、基本的には困ったときの臨時の手段です。
一方で訪問診療は、毎週〇曜日の〇時から、などと約束し医師が診療計画を立てた上で訪問し、診療を行うこととされています。多くは2週間に1回、定期的かつ計画的に訪問し、診療、治療、薬の処方、療養上の相談・指導などを行います。また、患者やご家族の方からご相談を受けた時点で、これまでの病歴、現在の病状などを詳しく聞くとともに、関わりのある医療機関などから情報収集を図ります。その上で、どのような治療を受けられたいのかを詳しく聞きながら、診療計画や訪問日程を立てていきます。急変時には緊急訪問に伺ったり、入院の手配を行ったりするなど、「ホームドクター」として臨機応変に対応し、在宅療養を支えています。中でも“在宅療養支援診療所”とは病気や障がいなどで自宅療養中にもかかわらず病院への通院が困難な方に対して、医師や看護師が定期的に訪問し、診療や看護を行う医療機関です。24時間365日、医師や看護師と連絡を取ることができ、緊急訪問が可能な体制を整えています。訪問診療の必要性を感じたら、訪問診療が可能なクリニックへご相談ください。
池田市医師会

問合せ：池田市医師会
【HP】http://www.ikeda-osaka-med.jp/