■(市政情報)6年度当初予算の概要
本市の6年度当初予算は一般会計、特別会計、企業会計を合わせた総額が942億4,947万円で、前年度の予算額に比べて23億9,726万円(2.6%)の増加となりました。そのうち、一般会計の予算額は445億4,800万円で、前年度から29億1,700万円(7.0%)の増加となっています。借換債を除いた場合で比較すると、24億6,720万円(6.0%)の増加となっています。人件費や扶助費の増加などによる財源不足を補てんするために財政調整基金を24億9,000万円取り崩しており、厳しい状況の中での予算編成となりました。また、特別会計では介護保険事業、後期高齢者医療事業が前年度よりも増加し、国民健康保険、財産区は減少しています。
※金額は全て1万円未満を四捨五入していますので、合計金額が合わないことがあります。
◆歳入
◇自主財源
市が自ら調達できる歳入のことを自主財源といい、その代表が市税です。市税は歳入全体の37.1%を占めており、国による定額減税の影響のため、前年度に比べて2億860万円(1.2%)の減少となっています。
自主財源は市税のほかに、使用料及び手数料(施設の使用料など)、分担金及び負担金(保育料など)、繰入金(市の「貯金」である基金の取り崩しなど)、財産収入(土地の売却収入など)などで構成されていますが、市税も含めた自主財源は歳入全体の49.2%を占めており、前年度より1億6,209万円(0.7%)の減少となっています。
◇依存財源
国や府から交付される財源を依存財源といい、前年度よりも30億7,909万円(15.8%)の増加となっています。市債も府の同意を得て借り入れるため、依存財源に分類されます。
新型コロナワクチン接種関連経費の減少などに伴い、前年度に比べて国庫支出金が3,362万円(0.5%)減少し、多世代交流施設の整備などにより市債が13億9,400万円(93.0%)増加しています。なお、借換債を除いた場合の市債は9億4,420万円(72.7%)の増加となっています。
※借換債の発行額は借入金の返済額とほぼ同額になるため、年度比較する場合は除いて算出します。
◆歳出
目的別:
民生費…社会保障関係の経費
教育費…学校園の管理経費や社会教育などにかかる経費
総務費…戸籍や徴税、選挙などの経費
公債費…市債(市の長期借入金)や一時借入金の返済経費
衛生費…保健や環境衛生、清掃にかかる経費
土木費…道路維持や公園整備、都市計画事業などの経費
その他…議会費や労働費、農林水産業費、商工費、消防費、諸支出金(防災対策にかかる経費)、予備費(予定外の支出などに対応するための費用)
◇義務的経費〔性質別〕
法律で規定されるなど支出が義務付けられていて、任意に削減できない経費のことを義務的経費といいます。人件費や扶助費、公債費が該当します。
人件費は、前年度に比べて9億5,013万円(11.2%)の増加で、退職手当を除くと7億2,878万円(8.6%)の増加となっています。
扶助費は、児童福祉や障がい福祉関連経費の増加などにより10億8,035万円(10.5%)の増加となっています。
公債費は4億6,584万円(12.1%)の増加です。借換債を除いた場合では1,605万円(0.4%)の増加となっています。
◇投資的経費〔性質別〕
公共施設の整備など、社会資本整備にかかる費用が投資的経費で、前年度に比べて6億8,889万円(32.0%)の増加となっています。
◇その他の経費〔性質別〕
物件費は委託料、光熱水費などの消費的性格の経費で、前年度に比べて1億7,998万円(2.3%)の減少となっています。前記以外の経費がその他に計上され、前年度に比べて8,824万円(1.0%)の減少となっています。また、その他のうち最も多い経費は繰出金で49億4,968万円となっています。繰出金は特別会計や企業会計に対する支出のことです。特別会計などは独立採算が原則ですが、市が負担すべき部分もあるため、その経費を繰出金によって支出します。
◇各会計予算比較
◇予算書の閲覧は行政情報コーナーで
一般会計、特別会計、病院・水道・公共下水道事業会計の予算書は行政情報コーナー(市役所2階)や市ホームページでご覧いただけます。
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問合せ:財政課
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