文字サイズ
自治体の皆さまへ

くらしの窓口 No.564

40/69

大阪府池田市

■遠隔操作アプリの悪用に注意!
遠隔操作アプリを利用した被害が増えています。

◇相談
5日前、「すきま時間に簡単に稼げる」という副業サイトの広告を見た。無料通話アプリで友達登録すると業者から電話があり、FXの自動売買システムを利用するサポート契約を勧誘された。150万円と高額だったので「お金がない」と言うと「借金してもすぐに返せる」と言われたので契約した。借り入れやネットバンキングの手続きを画面共有して行うとのことで、スマートフォンに遠隔操作アプリ(以下「アプリ」という)をインストールさせられた。言われるままに操作して消費者金融3社から、それぞれ50万円ずつ借りて業者の口座に振り込んだが、やっぱり解約したい。

当該契約は電話勧誘販売に当たるため、すぐにクーリングオフ通知を出しましたが、業者は応じませんでした。また、当センターとの話し合いにも応じないため、相談者に助言をして相談者が交渉し、半額返金となりました。
事例で利用されたアプリとは、自分のパソコンやスマートフォンを遠隔地の第三者が接続し、画面を共有して遠隔操作を行うことができるアプリです。パソコンメーカーや通信業者がユーザーのサポートを行う場面などに利用されます。しかし最近では、事例のように若い世代に副業や情報商材などを勧誘し、遠隔操作で指示をして借金をさせるケースが目立ちます。
アプリで双方の端末が接続されている間は、自分の画面がそのまま相手の画面に写し出されます。個人情報を見られるだけでなく、相手が自分の端末を勝手に操作することも可能です。操作中に入力した個人情報やID、パスワードなどは、相手に情報が共有されてしまうので、悪用されないためにも変更できるものは変更しておきましょう。信頼できない相手とは安易にアプリをインストールしないようにしましょう。もしインストールした場合は、すぐに削除しましょう。

問合せ:消費生活センター(ステーションNビル3階)
【電話】753・5555

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU