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市長のいけだDiary

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大阪府池田市

池田市長 瀧澤 智子

年始に発生した能登半島地震からはや5カ月が経過しました。池田市からは、輪島市へ災害派遣を行ってきましたが、5月末をもってその活動が終了いたしました。この間、消防職員、病院職員、行政職員が救助活動や避難所運営の支援に従事しました。今後も状況に応じた支援をするとともに、本市の防災対策にも役立てていきたいと考えております。
本市では現在、池田駅南側を滞在空間にするための整備を計画しております。その社会実験として6月1日と2日に「おさんぽマルシェインチ IKEDA」が開催されました。官民連携しての取り組みで、多くの方のご協力により実施することができました。今年度から段階的に工事に着手する予定で、工事中は何かとご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
先日「池田市男女共同参画推進本部会議」という会議を開催し、その中で幹部職員と共に研修を受講しました。株式会社マザーネットの上田理恵子さんを講師にお招きし「働きがいをすべての職員に~女性活躍の推進を考える~」というテーマで、ロールプレーイングも交えながらの研修でした。日本でなかなか女性管理職・経営層が増えない要因はアンコンシャス・バイアスであるというお話がありました。アンコンシャス・バイアスとは「自分自身では気づいていないものの見方や捉え方のゆがみや偏り」を指すそうです。女性はこうあるべき、男性はこうあるべきという固定観念は、なんとなく…、でも確かにあると感じました。この無意識の思い込みを変える方策は「意識化すること」と学びました。この研修を受講しながら思い出したのは、私が大学の卒論のテーマを「メディアが作り出すジェンダー」にしたことです。身近なアニメや漫画なども例に挙げ、男らしさ、女らしさが自然と作り出されているのではないか、という問題提起をしました。その時から20年が経過しましたが、女性を取り巻く環境はどう変化したのか、と思いを巡らせました。せっかく与えていただいた市長というこの仕事。時には立ち止まり、意識化することも大切だと感じた研修でした。

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