市長のいけだDiary

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池田市長　瀧澤　智子

今年の梅雨は、強い日差しが照り付けるような日もありましたが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、本市には60カ国以上の国籍の外国人市民の方が2,000人以上いらっしゃることをご存じでしょうか。市内に大手自動車メーカーがあり、国立大学の最寄り駅であるということも影響しているかもしれません。そんな外国人市民の方を対象にした事業はダイバーシティセンターで工夫を凝らしながら実施をしています。
先日、民間事業者さんが「外国人介護士交流会」を実施されたので見学をしました。少子高齢化が進む日本では、介護分野においても多くの外国人の方の力をお借りしているのが現状です。伏尾台には介護福祉士をめざす学校もあり、今年は9カ国から60名以上の方が入学されました。卒業後は市内の高齢者施設で勤務される方も多いそうですが、仕事、言葉の壁、文化の違いなどの悩みを抱えられている方も少なくないそうです。交流会では日本語講師のセミナー、おしゃべり会、ボランティアセンターによる相談受付、生活相談などが行われました。会場はとても和やかな雰囲気で、自然と話が弾んでいる様子でした。
この会を主催されているのが「NPO法人スポイの会」の皆さま。初めて聞いた時は「スポイ?スパイ?」と聞き返してしまうほど、インパクトのある名称です。「スポイ」という言葉はインドネシア語の「アギンスポイ」から構想を得られた言葉で、さわやかな風が吹いた時に用いられるフレーズのようです。スポイの会の皆さまは、仕事だけでなく、日本で生活される上での悩みなどに直面する外国人の皆さんを支えることや、地域の方に外国人のことを知ってほしいという思いのもと活動をされています。日本で、池田でお仕事をされる皆さんが孤立せず、仲間づくりができるということは貴重な機会だと思いました。これからも定期的に開催される予定のようです。参加された皆さんにとって池田市が第二のふるさとになり、いつまでも思いを寄せてくださることを願います。
暑い毎日、熱中症などにご留意され、市内に設置しているクールシェアスポットなどもご利用いただき健やかにお過ごしください。

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