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【特集】女性の健康とフェムケア(1)

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大阪府池田市

フェムケア(Femcare)とは、「Feminine(女性の)」と「Care(ケア)」を掛け合わせた用語です。
女性は、女性ホルモンのリズムによって、心身に揺らぎが生じます。
同時に生理、妊娠、出産、女性特有の疾患などと向き合いながらライフプランを考える必要があります。
自分のこと、大切なパートナーや家族のこと、将来のために、一緒に考えてみませんか。

■女性のライフステージと健康課題
参考:厚生労働省研究班監修
「女性の健康推進室 ヘルスケアラボ」

女性の健康を考えるためには、まず女性ホルモン(エストロゲン)を知ることが大切です。女性ホルモンとの付き合いは、思春期から始まり性成熟期、更年期と続く約40年間ですが、その約40年のうちに、女性はたくさんのライフイベントを経験します。
エストロゲンは、体をつくるホルモンで、成長とともに分泌量が増え、性成熟期(20代~40代)は分泌量が安定し、更年期から老年期にかけて分泌量が減少します。
エストロゲンが低下し始める更年期は、心身の不調が見られやすくなります。

■こんな症状、ありませんか?
◇月経時に起こる強い痛み、腰痛、吐き気、動悸(どうき)、イライラなど
月経困難症といいます。子宮内膜症などが原因のものもあれば、特定の疾患ではないものもあります。思春期では疾患ではないことが多いのですが、病気が隠れている可能性もあります。

◇月経前に起こるイライラ、抑うつ、不安、集中力の低下、腹痛、頭痛、むくみなど
月経前症候群(PMS)といいます。月経前に3~10日間続く精神的あるいは身体的症状です。月経が始まると症状が軽くなったり、なくなったりします。治療法には薬によるものと、よらないものがあります。

◇更年期のほてり、のぼせ、動悸、気分の落ち込み、イライラなど
更年期(閉経前の5年間と閉経後の5年間を合わせた10年間)に現れるさまざまな症状の中で、他の病気が伴わないものを「更年期症状」といい、その中で症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」といいます。更年期障害は、身体的、心理的、社会的な要因が複雑に関係し合って発症します。

~気になる症状があれば受診し、かかりつけ医を持ちましょう~
女性ホルモンは、妊娠・出産に関わる機能や、そのための女性の体づくりを担っています。生理に関する悩み、更年期に訪れる悩み、このようなさまざまな悩みの多くは、女性ホルモンの変動によって生まれています。
その変化について詳しい健康の専門家である「婦人科医」からアドバイスを受けることは、大きなメリットがあります。自分の体を知る、関係する病気や不調の対処法を知る、そのことが長い人生を楽しむことにつながります。

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