文字サイズ
自治体の皆さまへ

[特集]市内の事業所を公開します(1)

2/47

大阪府河内長野市

WORK WAKU WAKU

■ワクワクに会いに来てみませんか
河内長野にはたくさんの会社や事業所があることをご存知ですか。
普段は見られない仕事の現場を地域のみなさんに直接見て、感じて、知ってもらえるオープンカンパニーイベント「ワークワクワク河内長野」を今年も開催します。

◆製造業だけでなく様々な仕事現場を公開
近年全国で広がっている「オープンファクトリ―」は、製造業の現場などを来場者に体験してもらう取り組みです。地域の人にどんな会社や工場があるのかを知ってもらい、地域への愛情や将来の就職先へつなげていくことを目的としています。
多くの事業所がある本市では、製造業以外にも様々な仕事現場を公開する「地域一体型オープンカンパニー」を独自に企画・開催しています。参加事業所に自社の魅力や強みを再認識してもらい、課題解決や今後の展望などの検討、事業所同士の連携強化につながることも期待しています。

◆2022年参加者の声を紹介
・いろんな機械があったけど、一つでも欠けていたらだめってことがすごいと思った(10代)
・タクシーがおもしろかった(10代)
・ただただ興奮しました。ボルト締め体験がすごかった!(20代)
・住んでいる街に親しみが持てるようになる良い企画(30代)
・ゲームにしか興味のなかった子どもたちが思いのほか工具やトラックなどに興味津々で楽しんでいた(30代)
・身近に見たり使っているものがどんな風にでき上がり、手元に届くのかを知ることができた(40代)
・もっといろいろな現場を見たいし、また開催して欲しい!(40代)
・見学時間が足りなかった。もう少し企業の方と話したり質問できたら良かった(50代)
・もっと学生さんや若い人たちにも知ってもらいたい内容だった(60代)
・自分が住んでいる地域にこんな素晴らしい会社・技術があることを知れてよかった(70代)

○2022年参加者アンケートより

◆イベントをきっかけに事業所側にも変化やつながりが
参加事業所のなかには、自社を公開するのは初めてというところが多く、自社のものづくりやサービスを伝えるためのPRに必要なスキルを学び、準備を重ねました。そのような準備や交流を通して従業員の意識改革や職場環境の整備、事業所同士のつながりによる新商品の開発など新たな発見があったようです。

○従業員の意識改革につながった
瑞穂工作所(精密板金加工) 代表取締役 荒木さん
実をいうと、このイベントに当初はそれほど前向きではなかったのですが、参加が決まると社員の意識が徐々に変わりました。人前でどのように説明したら業務の内容や会社の強みを理解してもらえるかを真剣に考え始め、率先して打ち合わせするようになりました。イベント当日は、参加者に金属の曲げ加工でブックエンドを作ってもらいました。現場を公開するという意識から自然と整理整頓にもつながりました。また、イベントを通じてホームページをリニューアルしたところ、採用に関する問い合わせもいただくようになりました。大変なこともありますが社員の意識が変わり、採用にもつながって良い方向に向かっていると感じます。再来年には万博が開催されますし、サテライト会場として河内長野でもイベントをするなど、河内長野のものづくりを世界へ発信していきたいです。

○若い人たちの就職先の候補になれば
入社1年目の廣田(ひろた)さん
今年1月に採用され、鉄板を曲げる工程を担当しています。覚えることも多くまだまだ勉強中ですが、先輩に教わりながら仕事を進めています。会社に入って、このイベントのリハーサルを先輩方がしているところを見る機会がありましたが、とても分かりやすく、自分の担当する業務以外の部分のことについても把握できました。イベントに向けて私は機械の下準備などをしていますが、先輩方の取り組みを見ていると、いつかは自分もイベントに携われたらいいなと思います。また、このように会社がオープンになっていると、どんな会社か分かりますし、特に若い人の就職先の候補になったらいいですね。

○地元事業所との出会いからコラボへ
EBi(エビ)ステンレス(金属製品オーダー) 代表取締役 戎谷さん
大阪ケース製作所(段ボール製作・販売) 代表取締役 前田さん

戎谷(えびすたに)さん:今年、金属のパーツを組み立てて使うキャンプ用品のブランド「コムロッド」を立ち上げ、そのパッケージを大阪ケースさんに依頼しました。ワークワクワクの会議でお会いした前田さんに「こんなんしようと思うんですけど」と相談したところから始まりました。いろいろサンプルを出してもらい、コスト面での提案もいただき、全く分からない分野なので助かりました。いいタイミングで出会えて本当に良かったです。試作を何度か重ね、大満足の仕上がりになりました。
前田さん:戎谷さんからの依頼を受け、既製の段ボールではできないものだったのでオリジナルで作らせていただきました。それぞれの商品に合わせたジャストサイズで、色や厚さ、デザインも含めていろいろ提案しました。こうして企業さんとお話する中で、こちらも良いアイデアをいただくことも多々あり勉強になります。今後も一緒に商品を盛り上げられるように箱からブランディングのお手伝いができたらと思います。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU