■令和4年度の決算報告
令和4年度の決算が市議会で認定されました。
翌年度へ繰り越す財源を差し引いた実質的な収支は1881万6千円で、黒字決算となりました。
経常的な支出が経常的に入るお金に対してどれくらいの割合かを表す指標を「経常収支比率」といい、前年度から1.2ポイント悪化し、93.7%となりましたが、府内都市平均94.5%を0.8ポイント下回っています。
そこで、市民のみなさんの税金などがどのように使われたのか、令和4年度一般会計の財政状況を月収30万円の家庭の家計簿に例えてお知らせします。
◆歳入 406億7,785万5千円
(1)市税…市民税や固定資産税など
(2)使用料、手数料など…施設使用料や住民票交付手数料など
(3)国庫・府支出金など…国や府から給付されるお金など
(4)市債…金融機関などから借り入れたお金
(5)繰入金…貯金を取り崩したお金など
(6)繰越金…前年度から繰り越されたお金
(7)寄附金など…財産の売り払いや寄附金など
◆歳出 405億2,617万9千円
(1)人件費…職員の給料や議員報酬
(2)扶助費…生活保護費や児童手当など福祉に使うお金
(3)物件費など…物品・原材料購入費や修理代など
(4)補助費など…各種団体に交付する補助金や貸付金
(5)繰出金…特別会計に対して支払うお金
(6)公債費…市債の元金や利子の支払金など
(7)普通建設事業費など…道路や学校などの建設や改修など
(8)積立金…貯金に積み立てるお金
◆月収が30万円の家計簿に例えると…
○収入
(1)給与収入 87,600円
(2)アルバイト収入 6,000円
(3)親族からの支援 183,700円
(4)金融機関からの借入 10,600円
(5)貯金の取り崩し 1,800円
(6)前月からの繰越金 500円
(7)雑収入 9,800円
(A)300,000円
○支出
(1)食費 44,400円
(2)医療費・教育費 89,900円
(3)光熱水費・日用品・修理 46,700円
(4)自治会などの会費 32,600円
(5)子どもへの仕送り 34,500円
(6)ローンの返済 22,300円
(7)家や車の購入 15,100円
(8)貯金 13,400円
(B)298,900円
残ったお金:(A)-(B)=1,100円
※家計簿内の番号は円グラフの番号(※丸数字)と対比しており、同じ比率で家計簿の数値を算出しています。
貯金残高:1,450,500円
ローン残高:4,720,600円
※貯金残高、ローン残高については、年収360万円とした場合
◆基金・市債の状況(令和4年度末)(単位 千円)
※市民1人当たりの基金の額は163,834円、市債の額は522,432円です(令和5年3月31日現在の人口 100,039人)。
▽財政状況の見える化について
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