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COLUMN[コラム]消費生活相談員コラム~消費生活ウォッチング~

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大阪府河内長野市

■消費生活のトラブルにご注意ください
令和4年度に寄せられた消費生活相談の件数は790件で、前年度704件より86件増加しました。販売購入形態別は次の通りです。

◆通信販売(308件)
全相談件数に対する割合が最も高く39%になっています。

○特に多かった定期購入トラブル
特に相談が多かったトラブルとして、「お試し」のつもりが定期購入だったという相談が80件あり、前年に比べ約2倍になりました。最近の傾向として、「定期縛りなし」と表示しながら容易に解約できないものや1回限りの契約の途中で「さらにお得なプラン」を案内され、定期購入契約をさせられるといった「詐欺的」な手口が目立ちます。一方、高齢者からの相談が増加したことも特徴です。商品がしわ取りやシミ取りの化粧品にまで広がりを見せたことも一因と考えられます。また、全国的にも増加しており、インターネットによるものが大半を占めています。
これらの状況を踏まえ、一定の条件のもと契約の取り消しができる改正特定商取引法が令和4年6月1日に施行されましたが、相談件数は増加傾向にあります。

○迷惑メール
相談件数は20件とほぼ前年並みでした。宅配便業者、携帯電話会社、大手通販サイト、金融機関などを騙(かた)ったものがあります。
メールは無視をすることが大切ですが、誤って開いた場合にはリンクをクリックしない・電話を掛けない・個人情報などを入力しないといった対応をしてください。

○偽サイト
「商品が届かない」といった相談が増加し38件になりました。大手百貨店や公式通販サイトなどを騙る偽サイトの相談が多く見られます。最近の偽サイトは精巧に作られているので、本物か偽物か見分けるのは困難です。支払い方法が、事前振込しか選べない場合などは、特に注意が必要です。

◆訪問販売(72件)
前年度の68件から増加しています。コロナ自粛による行動制限緩和の影響がうかがえます。また、水漏れ、トイレの詰まり、鍵の解錠、害虫駆除などの暮らしのレスキューサービスに関するトラブルもあります。ネットでは安価な広告でも、実際には何十万円もの高額な請求になってしまったという相談が多く見られます。家庭の緊急事態につけ込んだ悪質なもので、事業者の訪問を依頼する前に、費用や作業内容などの契約条件をよく確認しましょう。自宅への訪問を依頼して契約した場合でもクーリング・オフが可能な場合があります。心配な場合は消費生活センターにご相談ください。

◆年代別

◆販売方法別

◆消費者ホットライン いやや(188)!泣き寝入り
契約、悪質商法、製品やサービスによる事故などの相談は消費者ホットライン(局番なし【電話】188番)までお電話を。

問合せ:買い物や契約で困った時は
【電話】56-0700

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