■令和6年4月1日から「大阪南消防組合」運用開始
4月1日から、河内長野市、富田林市、柏原市、羽曳野市、藤井寺市、太子町、河南町、千早赤阪村で構成する消防組織である「大阪南消防組合」の運用が開始され消防広域化がスタートします。管轄人口約48万人、管轄面積約290平方キロメートルの管轄区域における、大規模自然災害の発生や救急需要の増加、少子高齢化・人口減少社会の急速な進展など、様々な消防課題に対処し、将来の地域住民の安全・安心の確保に努めます。
○消防広域化でなにが変わる?
(1)本部機構および名称
消防本部の位置:藤井寺市青山3丁目613番地の8(広域化前の柏原羽曳野藤井寺消防組合消防本部)
名称:
・組合名称…大阪南消防組合
・消防本部名…大阪南消防局
組織:
消防局(消防本部)の組織は、広域化前の3消防本部で行っている本部部門を消防局に集約し、総務、警防、予防および指令の4部門を基本とした組織体制となります。
消防署の組織は、3署2分署9出張所となり、各署に庶務および予防事務などを所管する消防課を置きます。
※河内長野市消防署は「大阪南消防組合河内長野消防署」に変わります。
また、北出張所は「千代田出張所」、南出張所は「南花台出張所」に変わります。
(※詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。)
(2)体制強化と財政効率化
消防本部が統合され広い地域をカバーできるため、消火隊や救急隊が増え火災発生時の出場車両が増加し、大規模災害や多数傷病者事故などへの対応力が強化されます。また、火災の初期段階から必要な規模の出場を早く行えるなど、統一的な指揮のもとで効率的な部隊運用が可能となります。
さらに、事務が効率化・集約化されることで資機材等の重複投資を避けるなど経費の抑制ができ、財政規模の拡大により、特殊車両や高度な施設などを計画的、効果的に整備することが可能になります。
・現状…近隣へ応援要請を行うが出場の出遅れや指揮系統が複雑になる
↓
・消防広域化した場合…初期段階から必要な規模で出場し効率的な部隊運用が可能に
(※詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。)
(3)住民サービスの向上
各消防本部の旧管轄区域を越えて出場することが可能になるため、すべての地域において現場到着時間が短縮できます。また、災害が重複した場合にも、最も近隣の消防署から出場することができます。
・より早く現場へ到着可能に
河内長野市消防本部管内では最大3.1分の時間短縮
※一般財団法人消防防災科学センター計算結果より。
○消防広域化QandA
Q.消防署がなくなるの?
A.名前が変わるだけで、河内長野消防署、千代田出張所、南花台出張所はそのまま残ります。
Q.119番通報はどうなるの?
A.指令センターの場所は変わりますが、今までどおり火災、救急などの緊急時は119番通報してください。
Q.各種相談や届出はどうなるの?
A.消防に関する相談、各種届出は今までどおり河内長野消防署で受付します。
Q.消防団はどうなるの?
A.消防団は存続しますが、消防団事務を担当する部署が市役所に移ります。消防団への加入などの相談は市役所の危機管理課で受付します。
問合せ:消防総務課
【電話】53-0066(3月末まで)
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