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[特集]令和6度予算(1)

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大阪府河内長野市

~新たな価値を創造するまち スマートシティ実現に向けて~

■施政方針骨子
令和6年度も、資源を活かして工夫を重ね
快適に暮らせるまち「スマートライフ」
観光で訪れるまち「スマートツーリズム」
効率的で便利なまち「スマートガバメント」
これらの施策遂行の土台として、
安定した財政基盤の確立「スマートファイナンス」を新たな柱に位置付け、
人々に選ばれる魅力あるまちづくりを推進します。

市長 島田智明

○快適に暮らせるまち スマートライフ
誰もが安心して出産・子育てができるよう、伴走型の相談事業に取り組むとともに、経済的に困窮する妊婦の支援を実施します。また、子ども医療費助成事業の助成対象年齢を18歳到達年度末まで拡充し、子育て世代の経済的負担を軽減します。放課後児童会については、民間法人などが開設する放課後児童会の運営や夏季休業期間の預かり事業を支援し、新たな受け皿の確保を図ります。
学校の小規模化への対応として、南花台地区に続いて美加の台地区においても施設一体型小中一貫教育推進校整備の取り組みを進めます。また、夏の暑さに対する熱中症対策として、小中学校の体育館に空調設備を設置し、教育環境の改善に努めます。さらに、小学校に加え中学校全員給食の実施に向けて取り組みを進めます。スポーツ施設の再編整備について、全市的なまちづくりと連動しながら、中長期的な構想の具体化を図ります。
スマートエイジング事業について、南花台地区に留まらず他地区への横展開を進めるとともに、南花台地区ではサッカースタジアムを軸とした「(仮称)南花台中央公園」の整備を進めます。さらに、先端技術を用いた遠隔診療の仕組みの構築に引き続き取り組み、安心して暮らし続けられるまちづくりにつなげます。
次に、加齢性難聴者の社会参加を促進するため、補聴器購入費用助成を実施します。また、犯罪被害者などの経済的な負担軽減を図るため、見舞金の支給を実施します。
環境の取り組みでは、個人・民間事業者向けの補助事業を拡充し、脱炭素社会に向けたまちづくりを推進します。また、ごみ出しやごみの収集にかかる課題解決に向け、ふれあい収集の拡充や公設ごみステーションの設置、鳥獣被害防止管理物品の購入費用補助制度の創設など、さまざまな取り組みを展開し、利便性の向上を図ります。

○観光で訪れるまち スマートツーリズム
2025大阪・関西万博の開催も見据え、観光資源を活かしたプロモーションや交流人口の増加に向けた取り組みを進めます。また、ブランディング事業に基づき、「つながる河内長野」推進事業として市制施行70周年の催事などを開催するとともに、万博に向けて広く市民や事業者、関係団体を巻き込む体制づくりに取り組みます。さらに、原動機付自転車のご当地ナンバープレートを導入し、市民のみなさんが誇れるまちづくりにつながるシビックプライドを醸成します。
次に、産業振興として、赤峰市民広場の産業用地化に向けた取り組みをはじめ、オープンカンパニー「ワークワクワク河内長野」を継続して実施し、市内事業者の連携強化や販路拡大、新たな雇用などにつながる仕組みを構築します。交通の利便性向上を図るため、堺方面へのアクセス道路の整備に向けて取り組むとともに、大阪南部高速道路の事業化に向けて、引き続き国・府に積極的に働きかけます。
さらに、モックルコミュニティバスの実証運行などを行い、公共交通網の再構築をめざします。また、小山田西地区および高向・上原地区のまちづくりでは、土地利用の促進を図るとともに、河内長野駅周辺の中心市街地の活性化を検討します。

○効率的で便利なまち スマートガバメント
市民の利便性向上や行政事務の効率化に向け、DXを推進します。また、自治体情報システムの標準化・共通化に取り組むとともに、自治会活動の担い手不足や役員の負担軽減を図るための導入実証事業を実施するなど、地域活動でのDX化も推進します。
設置から長期間経過した遊具などの公園施設について、より効果的・効率的な公園運営を行うため、ストック再編を検討するとともに、公共施設などについて各種計画に基づく適正管理を進めます。さらに、従来の公民連携に加え、企業版ふるさと納税人材派遣型などの枠組みも活用し、民間事業者のノウハウ活用や関係人口の創出・拡大に取り組みます。

○安定した財政基盤の確立 スマートファイナンス
産業用地の確保に向けた取り組みなど、雇用を創出し、税源涵養(かんよう)に資する施策に資源を投入し、地域経済の活性化による税収の底上げを図ります。ふるさと納税について、市内事業者などと連携し魅力的な謝礼品の充実に積極的に取り組むとともに、市外事業者との連携も強化し、企業版ふるさと納税の拡大にも努めます。引き続き基金の債券運用による運用収益の確保を図るとともに、市有財産の売却や貸与、ネーミングライツの活用などによる歳入確保にも努めます。

市制施行70周年の節目を迎える本市ですが、市民のみなさんが安心して暮らせるまちづくり、市民のみなさんが誇れるまちづくり、また、人々に選ばれるまちづくりを目指し、本市の魅力を未来へとつないでいけるようさらに邁進しますので、なお一層のご支援、ご協力をお願いします。

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