■人間国宝の人形作家、秋山信子さんが逝去
市内在住の人形作家、秋山信子さんが4月9日に逝去(享年96歳)されました。秋山さんは昭和3年、大阪市で誕生され、昭和30年に大林蘇乃氏に師事。昭和35年に第7回日本伝統工芸展に初出品で初入選、初受賞後、昭和57年に府工芸功労知事表彰を受賞。平成2年には紫綬褒章(しじゅほうしょう)を受章され、平成8年には重要無形文化財「衣裳人形」保持者(人間国宝)に認定されるとともに市長表彰も受賞されました。さらに平成10年に勲四等宝冠章(くんよんとうほうかんしょう)が贈られるなど、衣裳人形作家として輝かしい活躍をされました。
秋山さんは沖縄やアイヌのほか、アジアの少数民族など様々な題材の人形を創作する一方、河内長野市内の祭りの作品も残され、地元の伝統を素晴らしい形で表現されています。
人間国宝である秋山さんが亡くなられたことは非常に残念なことです。これまでの偉業に敬意を表するとともに心よりご冥福をお祈りします。
なお、秋山さんの作品は、キックスやラブリーホールでご覧いただくことができます。
問合せ:文化課
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