■住民と共にある地域貢献活動に
楠小学校区の移動を支援するため、地域住民と共に活躍している社会福祉法人恩徳福祉会の大鳥さんと谷村さんにお話を聞きました。
今年の5月から、有志で集まった地域住民と共に「楠小校区移動支援を考える会」を立ち上げ、移動支援「楠小校区巡回バス」の運行を始めました。
もともと地域貢献の一環として、介護予防体操や健康相談会を平成30年から開催していましたが、コロナの影響で開催が難しくなりました。地域貢献は法人の使命であり、他に何かできないかと考えていたところ、当法人が運営する高齢者施設「あかしあ」の近隣地域が、公共交通が届いていない移動困難地域であることを知りました。ちょうどデイサービスの送迎車が午前10時から午後4時まで待機していることもあり、有効活用できるのではと考えたのが始まりです。
毎月1回会議を行い、住民の方々だからこそ分かることなど貴重な情報も共有しながら運行ルートや時間、課題などを話し合い決めています。和気あいあいとした雰囲気で、当法人と住民の方々が対等な立場で進めていけることがこの活動の良いところですね。
社協の地域パートナーが間に入って丁寧につないでくれたことで、独りよがりになることなく、「どうすれば地域の方々が喜んでくれるか」という考えを軸に住民の方々と一緒に進めてこられたと思っています。
今後は、運行地域や対象者の拡大も検討し、地域貢献の輪を広げていけるよう、取り組んでいきたいと思います。また、私たちだけでなく、もっと多くの事業者が地域の活動へ参画することで、河内長野市がより良いまちになっていくのではないでしょうか。
問合せ:社会福祉協議会内
【電話】65-0133
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