■ユニークな万博建築を巡る楽しみ
(博覧会協会・西本敬一)
ユニークな建築を巡るのも、万博の楽しみの一つです。
最大の目玉は、世界最大級の木造建築物、大屋根リング。1周約2kmの巨大リングは、会場内のメイン通路であるとともに、大屋根の上にも上れます。リングの上からは、世界中のパビリオンを、あたかも地球儀を見るかのように眺めることができます。また、夕方には、瀬戸内海に沈む美しい夕日をご覧いただけます。
愛・地球博では、タイプAと呼ばれる独自に建てる海外パビリオンは0でした。今回は55年ぶりにご覧いただけます。例えば、中東のカタールパビリオンは、日本の建築家、隈研吾(くまけんご)氏の設計で、伝統的な帆船と日本の伝統的な指物の技術を融合させたユニークな外観です。
若手建築家にもチャレンジの場を提供しています。70年万博では、当時30代の黒川紀章(くろかわきしょう)氏や磯崎新(いそざきあらた)氏が万博に参加し、その後の活躍のきっかけとなりました。今回は20人もの若手建築家の方々が、トイレやステージなど、20か所の施設の設計にチャレンジしています。
問合せ:日本国際博覧会協会総合コンタクトセンター
【電話】0570-200-066
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