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自治体の皆さまへ

[特集]消防団の仕事

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大阪府河内長野市

■地域を守る消防防災のリーダー
火災や自然災害発生時に出動し、消防署と協力して消火活動や救出活動などを行う消防団。市では、10の分団に231人が所属しています。地域の安全と安心を守る団員の声や訓練・活動の様子を紹介します。

消防団は、有事の際にいち早く現場に駆けつけ、消火、救助、避難誘導といった活動に従事します。令和6年元日に発生した能登半島地震では、石川県の消防団員が自ら被災しながらも地域住民の命と安全を守るべく、発災直後から住民への避難の呼びかけや消防署と連携した消火活動、倒壊家屋からの救助活動、避難所の運営など懸命な活動を行いました。
一方、平時は火災や風水害などの災害に備えるため、消防署などと連携した消火訓練や応急手当訓練といった各種訓練を実施しているほか、地元の祭事における警戒警備など幅広い活動を行っています。
このように、地域に密着した消防団員は、地域のことをよく知り、災害時にはすぐに駆けつけることができる重要な存在であり、地域の防災力の中核として大変重要な役割を担っています。
地域住民のみなさんを災害から守るためには、その地域に住むみなさんの消防団への入団が必要です。あなたも消防団員になりませんか。

■年間の主な活動
○1月
・消防出初式
・文化財防火デー消防合同訓練

○3月
・山林火災訓練
・春の火災予防運動合同訓練

○4月
・岩湧山山焼き

○5月
・幹部・新人団員研修

○6月
・備品工具点検

○8月
・南河内地区総合訓練

○9月
・大阪府消防大会

○10月
・秋の火災予防運動合同訓練

○11月
・機械部員研修

○12月
・歳末特別警戒にともなう夜警

※分団によって活動内容は異なります。

■消防団にかける想い
○河内長野市消防団長 井上裕史さん
私は河内長野市消防団に入団して早42年になります。当時は地元とのつながりも強く、地域の役に立てればと思い入団しました。
これまでに多くの現場を経験し、以前は山火事などもよくあり、大人数で長時間出動したのは大変でしたがやりがいもありました。
現在、団長をしていますが、近年は、ひと昔前と比べると団の活動も大きく変わっています。様々な価値観がある中で多くの人が参加し、消防団として活動してもらうためにも、少しずつ時代に合わせています。
家庭や仕事で忙しい方が多いので、長時間行っていた訓練も、最近は2時間で終わらせています。
また、全団員が健康診断を受診できる制度を整え、団員を支える家族に対する感謝会を行うなど、普段の訓練や突然の現場活動に対して少しでも労うことができればと考えています。
以前は、自営業をしている団員の割合が多かったですが、現在は会社勤めの方が多くいます。そのため、災害出動や訓練は無理のない範囲で参加してもらえればと考えています。とはいえ、人の命に関わることなので、最低限の規律と責任感があって、まちのために動け、「まちを守る」という意志があることは必要だと思っています。
一緒に河内長野市を守り、受け継いでいこうと思ってくれる人であれば、ぜひ消防団に入団してもらえたらと思います。

■知ってる?消防団員と消防署員の違い
消防署員は常勤の地方公務員で、常時消防業務に専念しています。消防団員は、普段は各自の仕事(会社員や自営業など)に就きながら、地域の火災などの災害時に現場へ駆けつける非常勤特別職の地方公務員です。

■消防出初式
河内長野市消防団および大阪南消防組合河内長野消防署により、分列行進や一斉放水が披露されます。また、消防車の展示や防災保存食の配布も行います。
日時:1月12日(日)午前10時~11時30分(雨天時は中止)
場所:大師総合運動場
※最新情報は市ホームページに掲載または電話で問い合わせを。

問合せ:危機管理課

■詳細はお問い合わせを 消防団員募集中!
○あなたの力を消防団に
入団資格:市内在住・在勤の満18歳以上の健康な人
募集地域:天野町、下里町、河合寺、寺元、鳩原、神ガ丘、太井、小深、石見川、清見台、滝畑
待遇:年額報酬、出動報酬、退職報償金の支給、消防団活動中の負傷に対する公務災害補償、健康診断や入院などに対する福祉共済制度、団員を支える家族に対する感謝会の開催など

問合せ:危機管理課

問合せ:危機管理課

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