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自治体の皆さまへ

新年のごあいさつ

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大阪府河南町

新年、あけましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、清々しい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、平素から町政の運営に温かいご支援・ご協力を賜り、心から御礼申し上げます。
皆様に支えられ、河南町長に就任後四度目の新年を迎えました。
思い返せば、町長就任当初から新型コロナウイルス感染症によるさまざまな制限がありました。連日感染者数の報道があり、緊急事態宣言が発出されるなど、厳しい状況が続きましたが、昨年はやっと以前の生活に戻りつつあります。本町においても、コロナ禍で開催を見送られていたイベントや大会などが数年ぶりに本格開催されるなど、住民の皆さまの笑顔を直接拝見する機会も増えました。
昨年を振り返りますと、3月にはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)において、日本代表が劇的な優勝を果たし、明るいニュースを届けてくれました。チームスポーツならではの連帯感や、世界の舞台で堂々と戦う姿など、選手たちの活躍に勇気づけられた方も多いのではないでしょうか。
一方で、ロシアによるウクライナ侵攻は長期化しており、中東でのイスラエルとパレスチナの紛争は、世界に暗い影を落としています。改めて、人権の尊重、平和な社会の大切さを実感しております。

◆町政を振り返る

町政に関しまして、昨年の出来事をいくつか振り返りたいと思います。

○地域公共交通を守る
長年、町と鉄道路線を結ぶ路線バスを運行してきた金剛バスが12月に廃止されました。長きに渡り町の地域公共交通を支えていただいたことに感謝申し上げます。
これを受け、住民の皆さまの通勤・通学、生活の手段を守らなければならないという思いで、関係市町村やバス事業者等と協議を行い、何とか一定の運行を継続することができました。今後も持続可能な地域公共交通となるよう取り組んでまいります。

○子育て支援の充実
国の制度による妊娠、出産届出時の各5万円給付に合わせ、町独自施策として新生児に5万円を給付、幼児の副食費助成、第2子以降の保育料無償化、学校給食費の無償化、22歳までの医療費助成(かなん医療・U-22)など、子育て支援を切れ目なく実施することで、安心して子どもを生み育てられるまちづくりに取り組みました。

○電子地域通貨「カナちゃんコイン」キャンペーンを展開
物価高騰対策として、生活者支援および地域経済活性化による事業者支援を行うため、8月からカナちゃんコインキャンペーンを実施しました。今月末までの決済額の20%分還元のほか、セブン銀行ATMでのチャージで1%分のポイント加算を実施しております。皆様もぜひご利用ください。

○ゼロカーボンシティの推進
ゼロカーボンシティの実現に向けて、太陽光発電システムの設置補助を継続するとともに、公用車に電気自動車を導入、新たに電気自動車等充電設備の設置補助を開始するなど、町内の二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指し、取り組みを進めてまいります。

コロナ禍で非接触が推奨されたことによるデジタル化、SDGs(持続可能な開発目標)達成のための取り組みなど、多様化する社会情勢の変化に柔軟に対応し、魅力ある河南町を実現するため、住民や議会の皆さまと手を携えながら、今後のまちづくりに取り組んでまいりますので、さらなるご支援をお願いいたします。

結びにあたり、本年が皆さまにとりまして幸多い年となりますようお祈り申し上げまして、新年のあいさつといたします。

河南町長 森田昌吾

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