◆苺屋つむぎ
代表 田中麻綾さん
今年度からイチゴの栽培を始めた「苺屋つむぎ」、まだまだ苦労も絶えないようですが、代表の田中さんは明るく前向きにイチゴと向き合っていました。「まったく農業とは縁のない生活でしたが、いつか農業を仕事にしてみたいと農業大学校に入学しました。当時はブドウを専攻していましたが、そこでイチゴに触れ、大阪府のいちごアカデミーで河南町のイチゴ農家さんと出会い、この場所で栽培を始めました。色々な人に支えられ、今は直売やイチゴ狩りもやっています。」と田中さん。ハウスの中では7種類のイチゴが栽培され、白いイチゴ(天使のいちご)など、育成状況によりますが、イチゴ狩りで食べ比べもできます。完熟採りのイチゴを直売で購入する場合は事前に連絡をしてから、イチゴ狩りはホームページからの完全予約制になっているので、注意してください。
また、田中さんは「農業大学校時代に全国農業大学校等プロジェクト発表会・意見発表会で農林水産大臣賞を受賞しました。そのテーマが「『高齢者生きがいづくり』につながる高齢者によるぶどう栽培方法の検討」でした。将来的には、高齢者福祉施設などと農福連携を図り、栽培方法などを工夫し、イチゴ栽培を通じた高齢者の生きがいづくりにも取り組んでいきたいと思っています。」と、先を見据えています。イチゴの時期が終わっても、来年に向けての苗づくりが大切なようで、まだまだゆっくりする余裕はなさそうですが、河南町のイチゴ、農業を盛り上げていただきたいと思います。
◆苺屋つむぎ
住所:芹生谷250番地
電話番号:【電話】080-2309-6411
直売営業:午前10時~午後3時(要事前連絡)
イチゴ狩り:ホームページから要予約
定休日:水・木曜日
※イベント日など
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