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自治体の皆さまへ

地域のつながり、身近な自治会(1)

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大阪府河南町

近年は価値観や生活様式が多様化し、地域に対する住民の関心や、つながりの希薄化がみられます。一方で、自然災害や地域福祉分野などの様々な場面で、地域の支えあいや見守りが重要となっています。そんな今だからこそ、地域のつながりを生む「自治会」について考えてみましょう。

■自治会ってどんなもの?
町内には、33の地区があり、地区ごとに自治組織(いわゆる自治会など)が活動しています。
自治会とは、地域を快適で住みやすくするためにさまざまな活動を行う団体で、その地区に住む人は、誰でも加入することができます。
具体的には、防犯灯や防犯カメラの維持管理、ごみステーションの管理、防災訓練、地域交流イベントの開催など、多岐にわたって活動しています。
自治会の活動が暮らしやすい地域、福祉の充実、防災意識の向上などにつながっています。
また、自治会がさまざまな団体と連携することで、地域の絆の形成にもつながっています。

■自治会の取組
自治会の活動は、普段の生活の中では見えにくい部分も多くありますが、自治会では、次のような取組をしています。

〇地域の安全
防犯灯や防犯カメラの維持管理、地域の安全見回り、子どもたちの登下校の見守り、青色防犯パトロールなどを行っています。

〇災害に強いまちづくり
地震や台風、火災などの災害発生時には、近所の助け合いが必要です。自主防災組織と連携し、普段から災害に備えた訓練などを行っています。

〇地域の交流
地域のイベントや行事などが住民同士の交流の場になっています。地域の伝統を継承するため、この活動が大切になってきます。

〇地域福祉の充実
地域の障がい者や高齢者、単身者世帯などを地域で支えることで地域福祉の充実を図っています。自治会と地域の福祉団体などが連携し、活動を行っています。

〇地域の環境美化
ゴミステーションの管理や地域での一斉清掃など、衛生的で住みやすいまちづくりを行っています。

■自分たちの地域は自分たちで守る〈人と人のつながりがつくる地域〉
区長会会長 古川成吉さん
※古川成吉さんの「吉」は環境依存文字のため置き換えています。正式表記は広報紙P3をご覧ください。
町内には旧小学校区5地域に33の地区があり、それぞれに自治会活動を行っています。行政では手の届かないところ、個人では対応しきれないところ、ここを補うのが自治会活動ではないでしょうか。自治会は地域の根幹であり、地域にある様々な団体と連携していくことが、住みやすいまちづくりにつながってきます。
最近では防災でよく「自助」「共助」「公助」と言われますが、自治会活動は「共助」にあたり、共に助け合うことだと思います。やはり災害から人を守るのは人であり、防犯においても人を守るのは人であるということです。自治会活動は目立たない部分も多くありますが、地域の団結力をもって、自分たちの地域は自分たちで守る気持ちが必要だと考えています。
地域での活動は大変というイメージを持っている人がいるかもしれません。確かに大変な部分は多くありますが、仕事の都合、家庭の都合、様々な問題はあっても、その時に個々ができる範囲で共に助け合うことが、地域を守ることにつながります。
近年は少子高齢化により活動できる人が少なくなり、住民同士のつながりも希薄化しています。改めて地域の活動に目を向けていただき、人と人がつながる地域づくりを推進できればと思っています。

◆地域を支える自治会に加入しましょう
まだ自治会に加入していない人は、住んでいる地区の区長に連絡してください。
区長が分からない場合や連絡先が分からない場合は、総務課まで問い合わせてください。
区長の連絡先をお伝えします。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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