暦の上では春になりましたが、まだまだ寒さが続いています。
泉南市のみなさん、お変わりなくお過ごしでしょうか。CIRのカルロス、キリアン、ケント、ヨウです!
「CIR異文化理解講座」は多くの方からご好評頂き、今年も開催することになりました。2月担当の中国出身のヨウが「東洋医学と中国の養生術」についてお話させていただきます。
■中国の養生術~東洋医学を背景に~
中国人の日常生活の中で、養生はひとつの大きなテーマになります。養生はそのまま「生命を養う」と理解でき、頂いた命を大切にするという意味が込められています。人は誰しも健康で長生きしたいと願い、そのためには養生が大事です。
どうやって養生するかというと、食事、運動、心などの面から考えられ、その背後にあるのは東洋医学です。前の「中国の食文化」講座で、東洋医学と食生活とのつながりについて少し触れましたが、そのキーワードとして挙げたのは、「医食同源」と「不時不食」でした。延長線として、今回の講座は運動を中心に中国独自の養生術を紹介したいと思います。
体の三つの要素:
気…生命のエネルギー
水…血液以外の体液
血…血液
▽鍼・灸・推拿(はり・きゅう・すいな)
経絡(けいらく)・経穴(つぼ)説および気血水(きけっすい)説を背景に、それぞれはり、温熱、物理的な圧力やストレッチによって、体の特定部位に刺激を与え、気血の流れる通路である経絡を疎通させ、体の不調や痛みを改善する治療法です。
▽抜罐(ばっかん)
日本では「吹玉(すいだま)」とも呼ばれています。ガラス容器などを真空状態にして皮膚を吸引し、その部分をうっ血状態にすることにより血行をよくする治療法です。
▽刮(かっさ)
プレート状のかっさ板で経絡に沿って皮膚を擦っていくことで毛細血管に圧を与え、経絡と気血の流れをよくし、体内毒素の排出を促進する治療法です。前二者よりもっと日常的で、家庭でもできます。
▽気功(きこう)・体操
外部の刺激ではなく、みずから息、身、心を調整することで、生命のエネルギーである気を養い、その流れをよくする健康法です。
今月の異文化理解講座では、中国の代表的な健康体操である「八段錦(はちだんにしき)」を市民の方と一緒にやりたいと思います。ぜひ動きやすい服装で来てくださいね!
※詳細は下記をごらんください
■CIRの異文化理解講座!
テーマ:東洋医学と中国の養生術
日時:2月22日(土)午前11時~正午
場所:埋蔵文化財センター2階講堂兼視聴覚室
担当CIR:ヨウ(中国)
申込み・問合せ:スマート申請かEメールで、「異文化理解講座」と明記、氏名、電話番号を人権国際教育課へ
【電話】483-3672【E-mail】jetcir@sennan.ed.jp
■あいぴあイングリッシュAlways Welcome!
毎月第3木曜日開催!申込み不要!いつでも大歓迎です♪
日時:毎月第3水曜日午後1時~2時30分
場所:あいぴあ泉南
内容:CIRと一緒に英語を交えておはなしや簡単なゲームで遊ぶ
問合せ:あいぴあ泉南
【電話】485-0707
問合せ:人権国際教育課
【電話】483-3672
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