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PICK UP ええもんせんなんもんプレミアム

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大阪府泉南市

「ええもんせんなんもんプレミアム」とは
泉南市と泉南市観光協会が、市内の特色ある商品やサービスを認証する「ええもんせんなんもん」。さらにこれまでの認証品から、より魅力ある商品を市が新たに「ええもんせんなんもんプレミアム」として認定しています。

泉州美人
株式会社ウエノ
「ええもんせんなんもんプレミアム」に認定されているタオル「泉州美人」。その肌触りのよさと高い吸水性・速乾性で評判のタオルを生み出した秘密を探るべく、製造元の株式会社ウエノの専務、上野智行(うえのともゆき)さんにお話を伺いました。

■泉州タオルの歴史
この辺りが綿花の栽培地だったことと、明治時代にタオルが輸入されたタイミングで、佐野村(現在の泉佐野市)の里井圓治郎(さといえんじろう)という方がタオルの織機を作ったことが泉州タオルの始まりです。

■泉州タオルの魅力
自信をもって「いいタオル」だと言えます。他の地域の製品と違い泉州タオルは後染め、後ざらしが特長です。生地を織って、最後に一度洗い、染色もその時にするので効率が良い上に吸水性や風合いにも優れたタオルに仕上がります。高額ではなく普段使いできるので「気がついたら泉州タオルばかり使っているな」と思ってもらえればうれしいです。

■創業のきっかけ
祖父の代からで、私で3代目になります。祖父は元々、当時国営の日本郵政で働いていましたが、祖父の兄がシーツなどの綿織物業を営んでおり、自分も何か綿織物で違うものをつくりたくなったようで、タオルを選んだと聞いています。

■経営理念
初代から50年以上営んでいるので当然時代も変わっており、勝負する相手も海外のメーカーになります。その中で我々のような生産者の立ち位置は強いと思っていますが「この会社の製品はクオリティが高い」と思われる立ち位置を確立しないと生き残っていけないと思います。
私が入った7、8年前は生産がまだまだ弱かったので、そこから設備投資やさまざまな素材を扱うようになり、そこで「泉州美人」も生まれました。
ただ、製造業をしている以上「生み出す力を磨く」というのは創業当時から変わりません。

■会社を継ぐきっかけ
違う業種の仕事をしていましたがいずれ継ぐつもりではいました。
きっかけになったのは、会社を継ぐことで自分だけでなく家族や従業員も幸せにできると気づいたことです。人生の限られた時間で、なにができるか考え、楽な道ではないのを承知で、いろんな方にアドバイスをいただいた上で決めました。
現在は専務として営業や企画など戦略的な部分を担っていますが、全体は把握するようにしています。

■原動力
これは2つあり、1つは自分がやることによって会社がより良くなり、従業員が安心して働ける環境を築きたいということです。また自分自身もさまざまな人と関わり、周りの人も一緒に成長できたらと思います。
もう1つは株式会社ウエノという会社が認知され、商品の良さが認められて泉州タオルの産地自体が活性化できればという想いです。自分から行動することで変化を起こせると思っており、行動し続けることで会社も自分自身も周りも成長できることが原動力です。
製造業に携わっていると地域の人との関わりが少ないですが、地場産業として地域に根差したいという思いから、泉南市ではBaton(ロングパークでのイベント)のような地域のイベントに出店したり、ふるさと納税の返礼品に出品したりしています。それがきっかけでつながりができ、成長できる機会にも恵まれました。

■将来のビジョン
「いいタオルが地元にあるやん」と思ってもらえるようになりたいです。地元で雇用を生んで、泉州地域がさらに発展できればと思っています。そういう会社が泉南市に増えてくれたら、会社にとっても市にとってもプラスに働くでしょう。そうやって泉州地域を盛り上げていきたいですね。

このインタビューの詳しい内容を市のウェブサイトで公開しています。
そちらもぜひご覧ください。

問合せ:ふるさと戦略課
【電話】479・6758

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