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関西国際空港開港30周年

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大阪府泉南市

関西国際空港は、1994年9月4日に世界初の完全人工島からなる海上空港として開港し、2024年9月で開港30周年を迎えました。

今回お話をお伺いした関西エアポート株式会社広報 若林(わかばやし)さん
「大阪・関西万博を機に、関西空港を関西の玄関口としてPRしていきたいです。」

■世界初の本格海上空港
周辺地域への騒音の影響を低減するため、騒音を受けにくい泉州沖合5kmの海を埋め立てて空港が建設されました。関西国際空港の海底地盤は、いちばん上にとても柔らかい粘土層、その下に硬い粘土層と砂や礫の層が交互に重なった層が厚く積み重なっています。この柔らかい粘土層の部分を、サンドドレーン工法と呼ばれる多数の砂の杭を打ち地盤改良させる方法で地盤を強化させました。
世界で初めて本格的な海上空港を完成させたという日本の高度な技術は世界的にも驚くべき偉業で、2001年には米国土木学会より20世紀を代表する10大事業の一つに選定されました。

「エンパイア・ステート・ビル」「パナマ運河」「ゴールデン・ゲート・ブリッジ」などと並ぶ10大事業として選定されています

■日本空港初本格的LCC専用ターミナル
2007年には2期空港島に第2滑走路をオープン。2012年には日本初の本格的LCC専用ターミナルとして、第2ターミナルビルの運用が開始されました。LCC=LowCostCarrier(ローコストキャリア)という言葉は、当時は一般的ではなくあまり聞きなじみのない言葉でした。しかしそのサービスはすぐに関西地域にも受け入れられ、LCCの参入が旅の目的やテーマに合わせた選択肢を増やし、これまで以上に旅行や空港を身近なものにしてくれました。
▽他にも日本初の取組みがたくさん!
すべて国内空港初
・24時間空港ラウンジ(2007年3月)
・第2滑走路オープンによる完全24時間運用(2007年8月)
・水素ステーション(2016年1月)
・スマートレーン導入(2017年1月)
・ウォークスルー型商業施設導入(2017年1月)
・3空港で空港カーボン認証レベル4を取得(2021年11月)

■関西国際空港(KIX)の歴史
1994.9 関西国際空港開港
2001.4 米国土木学会から「モニュメント・オブ・ザ・ミレニアム」を受賞
2007.8 第2滑走路オープン
2012.10 日本初本格的LCC専用ターミナル(第2ターミナルビル)運用開始
2017.1 第2ターミナルビル(国際線)供用開始
2022.10 新国内線エリアオープン
2023.12 新国際線出国エリアオープン

■T1リノベーション
2021年5月より開港以来初となる大規模リノベーションを進行している第1ターミナルビルのグランドオープン日が2025年3月27日(木)に決定しました。
これまで、国際線・国内線エリアの配置を見直し、国際線のキャパシティを拡大しました。今回いよいよターミナルビルの主要機能が完成しグランドオープンします。さらに、ファストトラベルなどによりスムーズな出発手続きが可能になり、拡充された保安検査後のエリアをお楽しみいただけ、空港での時間をより快適にお過ごしいただけます。

2025年3月にいよいよグランドオープンします!

▽Phase1 2022年10月26日新国内線エリアオープン
国際線・国内線エリアの配置変えを行い、国内線出発口を一か所に集約。
保安検査後のエリアが拡充し、出発までの待ち時間をより快適にお過ごしいただけます。
▽Phase2 2023年12月5日新国際線出国エリアオープン
出国審査場を一か所に集約。
4つの異なる雰囲気の空間に分かれた出国エリアを、お客さまの気分に合わせてお過ごしいただけます。
空港初・関西初の店舗も多数オープン!
▽Phase3 2025年3月27日グランドオープン
2024年9月に国際線新保安検査場が先行オープン。保安検査場を一か所に集約し、これまでより長尺のスマートレーン(検査レーン)を導入することで、よりスムーズな検査が可能になりました。
2025年3月に主要機能が完成し、大阪・関西万博前にグランドオープンを迎えます。より快適でワクワクする空港体験をお届けします。
▽Phase4 2026年夏新国際線出国エリア・南北商業エリア拡張
国際線出国エリアが拡張し、商業エリアが約60%広くなります。

■環境への取組み
自然と調和した海上空港として、環境への取組みを強化しています。
人工島に造られた海上空港として埋め立て工事の際から、大阪湾を汚さない・自然環境に優しい空港づくりをめざしてきました。建設当初からの自然と調和した海上空港として、環境へ配慮した取組みを行っています。
環境計画「環境ビジョン2050」「環境目標2030」を掲げて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

■主な取組み
▽Jブルークレジット認証
空港造成時より、藻場環境の保全・育成活動に取組んでいます。
関西国際空港の藻場がCO2の吸収源となることが認められました。

▽SAFの利活用推進
SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)と言われる廃食用油などを原料とする燃料の利活用に向けて、重要性の周知や廃食用油供給の呼びかけを行うことでSAFの普及に貢献しています。

▽KIX Sora×Solar(R)
関西国際空港内に自家消費型発電の太陽光発電施設「KIXSora×Solar(R)」が設置され、発電と電力供給が開始。発電された電力は、空港内で使用されます。脱炭素・循環経済・環境共生の取組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

問合せ:ふるさと戦略課
【電話】479・6758

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