おおつ物語

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■内国勧業博覧会と泉大津(1)
大阪・関西万博開催まで、あと500日余りとなりました。
万博は、国際博覧会条約において「複数の国が参加し、公衆の教育を主たる目的とする催し」と定義されています。これまでに世界中で多くの国際博覧会が開催されており、日本では1970年の大阪万博以来、過去に5回開催されています。
国際博覧会とは異なり、日本だけで行われた内国勧業博覧会をご存じでしょうか?1877(明治10)年から1903(明治36)年に政府が主導し、国内の産業発展を促進し、魅力ある輸出品目育成のために、東京、京都、大阪で計5回開催されました。本来は、当時世界で流行していた万博を開催したかったようですが、開催するための国力が不足しているとの判断などから、日本だけでの開催として大久保利通が推し進めました。大きく6つの部(鉱業および冶金(やきん)術、製造物、美術、機械、農業、園芸)に分類されて審査・表彰が行われました。
次回は「内国勧業博覧会と泉大津(2)」をお送りします。

問合せ：生涯学習課