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考えよう・人権

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大阪府泉大津市

考えよう・人権人間が人間らしく生きるために、すべての人が等しく持っている権利、「人権」について考えるコラムです。

■犯罪を未然に防ぎ安心して暮らせるまちへ
「ながらスマホ」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。では、「ながら見守り活動」という言葉はご存じでしょうか。
これは地域の皆さんが、それぞれの日常生活や事業活動の中で、防犯の視点をもって行う子どもの安全見守り活動のことで、大阪府警をはじめ本市も推奨する取り組みのひとつです。
大阪府警によると、子どもに対する声掛けなどの事案は、夕方の下校時間帯に多く発生しています。地域の皆さんが、この時間帯を含め、日常生活などの中で、無理なく子どもの安全に目を向けることで、子どもの安全をはじめ、地域の安全・安心につながると考えています。「ながら見守り活動」の例としては、「犬の散歩をしながら見守る」「ジョギングをしながら見守る」「花の水やり・手入れをしながら見守る」などがあります。
大阪府下における犯罪(刑法犯)認知件数は、平成13年の32万7000件をピークに減少を続け、令和3年には6万2000件となりました。しかし令和4年は6万8000件となり、前年と比べて増加に転じています。増加の要因としては、新型コロナウイルス感染症の行動制限の緩和などによる人流の増加が影響したと考えられています。
犯罪を未然に防ぎ安心して暮らせるまちであることは、誰もが願うことです。市では防犯関係団体や警察、市などが連携し、地域の安全・安心なまちづくりの推進に取り組んでいます。その活動団体のひとつである泉大津市防犯委員会では、子どもの登下校時の見守り活動や青色防犯パトロールの実施、夜間の防犯パトロール、特殊詐欺や自転車の盗難などの犯罪被害防止に向けた啓発キャンペーンなどを行っています。また、市内の関係団体などで構成する泉大津市安全・安心なまちづくり連携活動犯罪防止対策委員会では、「一戸一灯運動」を推進しています。これは各家庭の門灯や玄関灯を点け、地域の暗がりを解消し、地域の皆さんで安全・安心なまちづくりを進めるものです。
皆さんも「ながら見守り活動」や「一戸一灯運動」など、安心して暮らせるまちづくりに取り組んでみませんか。

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