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おおつ物語

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大阪府泉大津市

■豊中村領主 片桐家(3)~泉穴師神社への参拝~
大和国小泉藩(現在の奈良県大和郡山市)を所領とする片桐家は、和泉国に飛び地の所領を有していました。泉穴師神社のある豊中村もその一つです。片桐家は、寛永4(1627)年から泉穴師神社に祭祀と社殿の維持のために毎年1石(宝暦12(1762)年からは1石5斗)を寄進しました。藩主が代替りする際などに、泉穴師神社を参拝し領地を巡検しており、泉穴師神社には4代藩主貞起(さだおき)と6代藩主貞芳(さだよし)が和泉国を巡検・参拝した記録が残っています。
正徳3(1713)年、4月3日に貞起が参拝した記録には、神楽奉納の後お祓いをし、神酒をいただくなど、詳細な様子が書かれています。また、片桐家は代替わりごとに必ず泉穴師神社を参拝し初穂料や供物を納めること、それに対し泉穴師神社は毎月朔日・15日・28日およびその他の神事の際に、必ず領主の武運長久などの祈祷を執り行うという口上が述べられたことも記されており、片桐家と泉穴師神社との関係性を知ることができます。

問合せ:生涯学習課

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