■本を読むだけじゃない、図書館の魅力は歴史とともに
インターネットの普及により、いつでもどこでも情報を得られる時代になった今、あえて図書館に足を運ぶ方は少なくなったのではないでしょうか?
熊取図書館は2024年11月で開館30周年を迎えました。
30年前、皆さんからの要望に応える形でできあがったこの図書館は、1996年に大阪都市景観建築賞で大阪府知事賞を受賞し、緑の丘にたたずむ開放的かつシンプルな『知』のふれあい空間として今も親しまれています。
今回は熊取図書館の歴史を一緒に振り返りながら、図書館を利用している方々にその魅力について教えていただきましょう。
・1994年11月 図書館開館
開館の約10年前の住民アンケートで欲しい施設第1位に選ばれてから住民の方との協働で図書館づくりが始まり、待望の図書館ができました。
・1994年12月 移動図書館『ひまわり号』運行開始
移動図書館は約13年間町内各地を回りましたが、排ガス規制により2007年2月に運行を終了しました。
・1995年 熊取町人口4万人突破
・1997年10月 リニューアルされた熊取駅に返却BOX設置
『熊取駅前住民サービスコーナー』で本が返却できるようになりました。2003年11月からは予約本の受け取りもできるようになりました。
・2001年 ミルデューラ市と姉妹都市提携
・2002年4月 4か月児健診にて『ブックスタート』開始
親子1組ごとに絵本を使った子育てをご案内しています。これまで7000組以上の親子にブックスタートパックをお渡ししました。
・2002年11月 リサイクルブックフェア開始
リサイクルブック実行委員会により、図書館で除籍した本を有償譲渡。収益金は学校図書館・保育所等で活用しています。
・2005年3月 インターネットから予約受付開始
インターネットから本の予約が可能になり、利用者の利便性が大きく向上しました。
・2005年11月 『熊取交流センター(煉瓦館)』開館
・2008年8月 大学図書館との連携協力に関する覚書締結
住民や学生の読書推進のため2008年に大阪体育大学と関西医療大学、2014年に大阪観光大学と覚書を締結しました。
・2009年2月 『健康コーナー』設置
健康・医療・介護に特化した『健康コーナー』の他、後年には『スキルアップコーナー』『旅コーナー』などもできました。
・2010年 図書館ボランティアにかかる講習会開催
本の修理講座から『しゅうり工房』、布の絵本製作講習会から『いちごの会』が発足しました
・2011年4月 『司書のおすすめ本』開始
棚に並んでしまうと手に取られない本を中心に紹介しています。これまでにオススメした本は約1000冊。
・2011年11月 町マスコットキャラクター『メジーナちゃん』正式決定。
・2013年7月 『図書館を使った調べる学習コンクール』開始
町内小学生から探究学習の力作が毎年応募されます。これまでの応募総数は3863点。2023年以降の優秀作品は電子図書館で公開中。
・2015年5月 屋外スペースの活用『そとみせ』開始
屋外スペースは地域交流を目的に提供を開始しました
・2015年11月 『永楽ゆめの森公園』開園
・2019年6月 泉南地域の図書館、相互利用開始
5市3町の図書館利用に関する協定書を締結し、泉南地域のどこの図書館でも利用できるようになりました。
・2022年4月 住民提案協働事業『エンタメくまとり』実施
小・中・高校生の利用促進を目的にマジックを通した講座・イベントを実施。同時にエスエヌエスでの情報発信を開始。
・2022年10月 電子図書館サービス開始
インターネット環境があればいつでもどこでも電子書籍・雑誌が読めるようになりました。
・2024年3月 かむかむプラザ・キテーネホール開館
・2024年11月 開館30周年
11月4日たくさんの住民の方と一緒に記念事業『としょフェス』を開催しました。
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