■クーリング・オフはいつでもできるわけじゃない?!
▽事例1
衣料品店でワンピースを購入した。私はメーカー関係なくMサイズが合うので、試着室はあったが試着しなかった。自宅で着たら細身で窮屈で着られず、店に連絡したが返品も交換も断られた。
▽事例2
電気店で買ったパソコン部品が設置できず、私が品番を間違えて購入していたとわかった。店は開封したので交換も返品もできないと言う。8日以内だからクーリング・オフできるはずだ。
▽解説
買い物は法的な責任が生じる契約行為です。しかし、必ずしも書面を作成する必要はなく、「売ります」「買います」の合意があれば原則、口頭でも契約は成立します。買った商品に不具合があった、注文とは別の商品を渡されたという場合を除き、原則として店には交換や返品に応じる義務はありません。交換や返品をしてくれているのはあくまでもその店のサービスです。また返品や交換ができる場合でも、店が定めた条件があれば、それに従うことになります。
「クーリング・オフ」は、訪問販売や電話勧誘など不意打ちの勧誘で契約した場合で、一定期間内であれば購入者から一方的に契約を解除できる消費者保護の制度です。店で買い物をするときは、自分で商品のサイズや品番などを見て確かめることができます。不明点は店員に聞き、納得して購入しましょう。
■藤井寺市消費生活センターにご相談ください!
日時:月~金曜日(祝日除く) 10:00~12:00、12:45~16:00 ※受け付けは15:30まで
場所:藤井寺市消費生活センター(市役所1階(5)番窓口)
【電話】939・1320
相談方法:電話又は来所(予約不要)
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