■「デジタル遺品」のリスト化を!
※デジタル遺品とは、持ち主が亡くなり、遺品となったスマホやパソコンなどの端末に残されているデータや利用していたSNSのアカウント、ネット銀行の口座情報などのこと。
インターネットが生活に欠かせないものとなり、デジタルの情報に絡んだ相談も増えています。
▽事例
(1)夫が死亡した。生前、パソコンを使い、ネット銀行で取引をしている姿を見ていた。相続の手続きをしたいが、どこの銀行なのかわからない。夫はパソコンにロックをかけていて、データを見ることができない。
(2)父親が亡くなった。通販サイトの有料会員契約をしていることがわかり、解約したいと思うが、IDやパスワードがわからないため、会員ページにログインできない。
▽アドバイス
普段はセキュリティ上、パソコンやスマートフォンにロックをかけておくことは重要ですが、万が一の際、ロックを外せない家族は何も知ることができません。パスワードがわからない場合は専門の業者に依頼する必要があり、費用もかかるため家族の負担が大きくなります。有料サイトなどの契約は、事業者に連絡をすることで、解約の手続きができる場合もありますが、あらかじめ、IDやパスワード、ネット関連の金融資産、どこでどのようなサービスを利用しているかなどを書き残しておくだけで、家族の負担が軽減されます。書き残したメモは通帳などと同じように人目につかないところに大切に保管してください。
終活の際は、「もの」だけではなく、「目には見えない情報」の整理も忘れないようにしましょう。
■藤井寺市消費生活センターにご相談ください!
日時:月~金曜日(祝日除く) 10:00~12:00、12:45~16:00
※受け付けは15:30まで
場所:藤井寺市消費生活センター(市役所1階(5)番窓口)
【電話】939・1320
相談方法:電話又は来所(予約不要)
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