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自治体の皆さまへ

ここにこ便り No.13

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大阪府藤井寺市

~ここでニコッと笑顔になれるから、ここに行こう!~

前回に引き続き、「母子健康手帳(通称 母子手帳)」のお話です。みなさんも改めて母子手帳を開いてみてください。新しい発見があるかもしれません。

1.全国共通です
妊産婦・乳幼児の健康診査(健診)や予防接種の記録の記載は全国共通の様式です。異なる医療機関を受診した場合や、遠方に転居しても必要な情報を引き続き生かして、同じ1冊を生涯にわたり利用できる仕組みになっています。予防接種の記録には英語の表記があり、将来お子さんが留学や就労など海外で暮らすことになったとき、必要な予防接種を済ませた証明として示すことが可能になります。
市町村によって母子手帳の色柄や大きさもさまざまで、藤井寺市ではキャラクターのイラスト入り母子手帳を採用し、年度ごとに新たなデザインにしています。また日本語+10か国語に対応したQRコード付母子健康手帳も用意しています。

2.工夫されています
母子健康手帳は平成24年に大きく改定され、「うんちの色に注意しましょう」のカラーカードが追加されました。
赤ちゃんの便の色を観察することにより、胆道閉鎖症などの病気の発見につながり、目で見て異常の有無が判断しやすいよう工夫されたものです。また妊娠中や産後の栄養、救急蘇生の方法など、イラストを多く使用して見やすく使いやすいよう改善されました。妊娠中の各月の記録欄では赤ちゃんを迎えるお気持ちや、乳幼児健診のときに質問したいことを記入でき、家族も記録に参加できるページがたくさんあります。成長の中でその時々のお気持ちや出来事を記すことで、ご家族の絆が深まり、成人された未来のお子さまへ、1つしかない最高のプレゼントが用意できるのではないでしょうか。

3.時代にあわせて変化し続けます
令和4年度には任意記載の母子健康管理連絡カードや育休等新制度についての変更追加がありました。そして今年度から厚生労働省は、11年ぶりに以下の内容を改定し、
(1)出産後の母親の心身の記録や父母の育児支援のための内容と記録
(2)子どもの月齢・年齢ごとの成長・発達の目安の記録
(3)学童期以降の記録
(4)災害の備え、対策
の欄などが充実、新設されています。

母子健康手帳は、これからも時代や社会背景に応じた変化を続け、なくてはならない制度として世代を超え受け継がれていきます。その母子健康手帳を手に成長していく親子を、地域の中で大切に見守っていくことができますよう、ふじいでら子育て世代包括支援センターも、ずっと応援しています。

問合せ:妊娠・出産・子育てのことなら、ふじいでら子育て世代包括支援センター(健康課)
【電話】939・1112

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