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園芸はじめの1歩!ー3年かけて理想の庭づくりへー

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大阪府藤井寺市

写真・文:富山 昌克
今年度はお庭の前景部分を彩る花を季節ごとに紹介します。手軽に入手できて、誰でも簡単に咲かせられる超スタンダードな園芸植物の栽培法をマスターしましょう。

【お庭づくりの極意】
10月下旬~11月中に春花壇の準備のために秋植え球根を植え付けましょう。チューリップの開花のピークは3月下旬~4月です。その後、5月上旬にチューリップを引っこ抜き、赤系統のコリウスとサルビアを植え付けると、初夏~晩秋は人目を惹(ひ)く真っ赤なガーデンを演出できます。

No.3 チューリップ
チューリップなどの球根植物は、球根自体に花を咲かせるための養分が入っているため、比較的簡単に花を咲かせることができます。
品種・カラーバリエーションも多く、背丈も小型~大型まであり様々な種類を楽しむことができます。

開花期間:3月中下旬~5月上旬
水やり:乾いたらすぐ(晩秋~初夏)
保管方法:日当たりのよい場所

■お庭づくりのポイント
球根は、基本的に上下さえ間違わなければどんな植え方をしても大丈夫ですが、丸く出っ張った側と平ら側をそろえて植え付けると、葉の向きもそろい開花したときが花束状になり美しく見えます。

■栽培管理のポイント
よい球根の選び方は、少しでも大きくて硬く重いものを選ぶことです。9月になると店頭に並び始めるので、なるべく早く購入して、カビが生えないように、ネットに入れて軒下につって保管します。

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植え付けの基本は、球根の高さの3倍の深さで球根の直径の2倍くらいの間隔をとるのが理想!

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同じ品種を同じ場所にやや窮屈に植え込むと開花したときに花束状になって美しい!

point3
チューリップは原種系の小さな品種であれば植えっぱなしでも毎年開花しますが、ノーマルな品種は開花しないことが多く、消耗品として1回限りの花を楽しむものとして扱われます。

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両手に山盛りの球根を持って、広い庭に放り投げてばらまく方法は、葉の向きがバラバラになり、原産地のように自然豊かに開花します。

■おすすめの品種
やや価格は高価になりますが、八重咲き品種は豪華に咲きます。黒い花色のクイーンオブナイトや花弁の縁に深い切れ込みが入り、フリル状になるパーロット咲きのフレミングパーロットもおすすめです。
・八重咲き品種のアンジェリケ
・クイーンオブナイト
・フレミングパーロット

次回は11月号予定
ビオラ・パンジーの栽培方法
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