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園芸はじめの1歩!ー3年かけて理想の庭づくりへー

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大阪府藤井寺市

写真・文:富山昌克

今年度はお庭の中景部分を彩る花を季節ごとに紹介します。手軽に入手できて、誰でも簡単に咲かせられる超スタンダードな園芸植物の栽培法をマスターしましょう。

No.7カシワバアジサイ
アジサイ科・ハイドランジア属は、アジア東部と南米に約30種が分布しています。北米東部原産のカシワバアジサイは、母の日のギフト鉢物とは雰囲気が異なり、派手な円錐形の花房と明るい葉色が洋風の庭によくマッチします。花形や葉形だけではなく、秋の赤銅色の美しい紅葉も美しく、長期間観賞できるアジサイです。

開花期間:5月中旬~8月
水やり:
地植え 必要なし
鉢植え 乾いたらすぐにたっぷり水やり
植え場所(置き場):日当たりの良い場所

■植え付けについて
庭植えの場合、日当たりのよい庭の壁際に深さ・幅が30~50cmの穴を掘り、バーク堆肥を4~20ℓ混ぜて、完熟牛ふん堆肥や緩効性化成肥料などを適量混合して、根鉢(根と土の塊)を崩さずに植え付けます。植えつけ後、たっぷりと水やりします。鉢植えの場合、5号鉢→7号鉢→10号鉢(尺鉢)と順に大きくすると速く成長します。

■お庭づくりの極意
庭のアクセントにするために、放任栽培可能な病害虫に強いカシワバアジサイを庭の角地に植え込みましょう。一般的なアジサイとは異なり、年々立ち上がっていきます。生育旺盛なので、鉢植え管理するときは直径30cmのコンテナで栽培します。

■栽培管理のポイント
庭への植えつけは、涼しくなる10月中旬から11月下旬に行います。早春の3~4月でも可能。2月下旬に寒肥、開花後の7月にお礼肥として、緩効性化成肥料を株サイズに応じた適量を施します。葉に白い粉をふいたようなうどんこ病が発症したときは重曹を1000倍に希釈して噴霧器で散布して退治します。

■お庭づくりのポイント
カシワバアジサイは、年々旺盛に育っていき、葉が大きいので、配置場所は目線から少し離した場所に植え込みます。日陰でも育ちますが、半日程度の直射日光が当たる場所の方が花付きがぐっとよくなり魅力を発揮できます。

■カシワバアジサイのマメ知識
柏の葉に似た形の5~7つに深く裂けた葉を持つので、カシワバアジサイと命名されました。一重咲き種は和風の庭やナチュラルな庭に。洋風の庭には、八重咲きのスノーフレーク、花房が大きいスノー・クイーン、花房が白から赤へ変化するルビースリッパーズが合います。すべてネット通販で入手可能です。

■市公式YouTubeでコチョウランの管理方法についての動画を公開中!
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