互いを思い合える 住みやすい社会のために
■「心のバリアフリー」
バリアフリーという言葉を聞いて、施設や道路での設備を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
日常で見かけるものは、車いすの人や子どもが押しやすいよう低い位置にもボタンが設置されたエレベーター、視覚に障害がある人を案内するための点字ブロックや音声案内、日本語がわからない人や文字が読めない人を案内するために絵で表現された標識などがあります。このようにあらゆる人が生活しやすいように設備面でのバリアフリーは広がってきています。
しかし、いくら設備が充実しても困難を抱える人に対する無関心や無意識の行動・発言が「意識上のバリア」を作ってしまうことがあります。
バリアフリーとは、高齢者や障害のある人だけでなく、社会生活で困難を抱えるあらゆる人の障壁(バリア)をなくす(フリー)ためのものです。
意識上のバリアをなくすためには「心のバリアフリー」が大切です。心のバリアフリーとは、身の回りにあるバリアに目を向けて行動することや配慮することです。例えば電車やバスでヘルプマークやマタニティマークを付けた人を見つけた時に席を譲ることなどがあります。また声をかけるのが難しいと感じる人は、街で点字ブロックを塞がないように意識することなども有効です。
誰もがバリアのない住みやすい社会の実現のために、一人ひとりがお互いを思いやり、助け合ってともに生活していきませんか。
問合先:協働人権課人権推進課(1階(4)番窓口)
【電話】939・1059
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