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自治体の皆さまへ

9月は防災月間 能登半島地震を教訓に! 今できる備えとは?

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大阪府藤井寺市

1月1日に発生した令和6年能登半島地震では、建物倒壊や津波の被害に加え、道路寸断による、救助や物資輸送などの支援の遅れが問題となりました。8月8日には、南海トラフ地震臨時情報が初めて発表され、災害への不安が高まった方もいたのではないでしょうか。このような災害に対して私たちはどのような備えができるのか、この機会に考えてみませんか?

■職員インタビュー 能登半島で見た災害の実際
被災地支援のため2/27から3/5までの間、輪島市に派遣された前田さんにインタビューをしました。

Q,被災地の実情を目にし、何を感じましたか。
A.ニュースで目にする写真や映像よりも被害は大きいように感じました。もし藤井寺で同じような災害が起きたらと、目の前の光景と重ねて思わず考えを巡らせました。

Q.避難所では何が不足していましたか。
A.断水の影響で、飲み水の備蓄の重要性を強く感じました。また、食器を洗うことができないため、ウェットティッシュや食品用ラップをたくさん準備し、余分な水を使わない工夫が必要だと感じました。

Q.被災地で困ったことはありましたか。
A.情報収集が難しいと感じました。被災状況が落ち着いていない中、輪島市のLINE公式アカウントから必要な支援情報などが発信されていたため、とても役に立ちました。

Q.被災地での支援を経験して課題に感じたことは。
A.避難所運営が外部からの応援職員にほぼ頼りきりになっていたことから、市でも災害が発生した時には人手不足が深刻になるだろうと感じました。市では、発災当初は職員の手で避難所を開設し、徐々に避難者による運営へ移行することを想定しています。職員だけでなく、避難された皆さんの協力が不可欠だと感じました。

Q.市民の皆さんへ伝えたいことは。
A.災害の際には、救助や物資などの支援が届くのに時間がかかる場合があります。ご自身でできる備えとして、飲み水や食料をはじめとした備蓄をぜひ進めてください。

■災害時のために備えよう
保存の効く食べ物や飲み水などを普段から備蓄しておきましょう!
・食料
飲み水(1人1日3ℓ)・パックご飯・レトルト食品など。 ※7日分が理想
・ウェットティッシュ
手指の除菌、食器を拭くなど。
・食品用ラップ
食器に巻いて使用後に外して捨てることで汚れ防止、止血、体に巻き付けて保温。
・保湿クリーム
手指の保湿ケアに。
市防災ガイドブックには、備蓄品の例(7ページ)をまとめていますので、参考にしてみてください。

■家具の転倒防止対策を!
地震の揺れにより家具が転倒し下敷きになったり、出入り口が塞がれて閉じ込められたりすることがあります。キャスター付き家具が部屋中を走り回り思わぬケガをすることも。
家の中での安全を確保するために、突っ張り棒やL字金具を使って家具を固定しましょう。
キャスターのロックのかけ忘れにも注意!

■LINEで避難訓練!
市LINE公式アカウントでは、トーク画面上でいつでも避難訓練が実施できます。大雨による災害が迫ってきたとき、地震が発生したとき、あなたは安全に避難できますか?
いざという時に備えて、避難のイメージトレーニングを実践してみましょう!

大阪880万人訓練について(2ページ)もご確認ください。

問合先:危機管理室企画担当・災害対策担当(4階(48)番窓口)
【電話】939・1190

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