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HPVワクチンの接種について~受けていない方はお早めに~

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大阪府藤井寺市

子宮頸がんは多くの女性が一生に1回は感染し、また何回も感染を繰り返すことが珍しくないハイリスクHPVの感染によって起こります。子宮頸がん予防ワクチンは感染を防止することによってがんになるリスクを性交経験前なら80~90%、性交経験後でも約半分と大幅な低下が見込まれますので、世界中で接種され、男性にも接種している国もあります。このワクチンは年齢によって2回または3回接種します。3回の場合は自費では計8~9万円かかりますが、小6~高1までは定期接種ワクチンとして無料で受けられます。また平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性は令和7年3月まではキャッチアップ接種として無料で受けられます。接種完了まで6か月かかりますので1回目接種を9月末までに受けないと3回目の接種が令和7年3月を超え、その分は自費になります。
ワクチン接種部位の発赤や腫脹が生じることもありますが、通常短期間で軽快します。以前報道された接種後の身体の痛みや歩行障害等々の多様な症状は名古屋市で行われた24の症状についての約3万人を対象とした大規模な調査で因果関係は証明されませんでした。また外国では副反応騒動は起こっていません。
なおこのワクチンはすべての種類のハイリスクHPVの感染を防止できる訳ではありませんので大人になったら子宮頸がん検診は必ず定期的に受けてください。

平成9年4/2~平成20年4/1生まれの女性で接種機会を逃した方は、令和7年3月31日まで公費で接種できます。まだ1回も接種していない場合、令和6年9月までに接種を開始する必要がありますので、早めに受けてください。詳しくは保健事業だよりをご覧ください。

医療法人船内クリニック院長 船内 洋司先生、副院長 船内 祐樹先生、医療法人平成会平松産婦人科クリニック院長 平松 惠三先生に寄稿いただきました。

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