■防災訓練
11月11日(土曜日)、市立貝塚病院では、南海トラフ巨大地震を想定した災害医療救護活動の訓練を実施し、関係機関として貝塚市医師会や岸和田保健所などにもお越しいただき、災害発生時の役割の再確認などを行いました。
また、11月12日(日曜日)には、市内で火災が延焼拡大中との想定で、永寿池で消防署・消防団合同消防訓練を実施し、本市初の毎分1万リットル以上の大量放水を披露しました。
さらに11月19日(日曜日)には、南海トラフ巨大地震を想定した市民対象の防災訓練を実施しました。避難所開設訓練では、本市と災害協定を締結している泉南鍼灸マッサージ師会による身体ケア、日本紙工株式会社製造のダンボール製ベッドなどの体験会、西日本三菱自動車販売株式会社の電気自動車を電源に活用した展示、さらにNTT西日本関西支店からは、災害時の特設公衆電話や伝言ダイヤルの利用方法について説明が行われました。ご協力ありがとうございました。
こうした訓練は、季節を含めて想定を変えながら継続的に実施し、実際の災害発生に備えて課題を見出すことが重要です。私は、平成23年の東日本大震災の際には国土交通省職員として宮城県仙台市にて勤務し、平成30年の西日本豪雨の被災地である岡山県倉敷市においても発災後の復旧・復興に携わりました。それらの経験を通じて、平常時から災害への備えがいかに重要であるか、このことを身をもって感じています。いざという時に救助を待つ状況になっては遅いのです。「避難」という言葉のとおり、逃げるべきタイミングを逃さずに「難」を「避ける」行動を自らとる「自助」がまず基本です。ハザードマップでご自宅や勤務先などを今一度ご確認いただき、ご家族の間でも避難ルートや連絡手段、ご家庭での食料品・薬の備蓄などについて話し合っていただければと思います。また、「共助」については、日頃からご近所のかたと協力できる関係性が大切です。避難に援護が必要なかたの避難誘導などにあたっては、地域での相互の助け合いが不可欠です。
引き続き、市民の皆様と災害に強い安全・安心のまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので、ご協力をお願いします。
問合せ先:秘書課
【電話】072-433-7316
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